新型コロナウィルスの感染による肺炎への対策という特別な時(shí)期における銀行システムの流動(dòng)性の合理的なゆとりと金融市場(chǎng)の安定した運(yùn)営を維持するため、中國(guó)人民銀行(中央銀行)は3日、公開(kāi)市場(chǎng)操作で1兆2千億元(1元は約15.6円)規(guī)模のリバースレポを?qū)g施し、市場(chǎng)に資金を投入して、流動(dòng)性の十分な供給を確保する。これによって銀行システム全體の流動(dòng)性は前年同期より約9千億元多くなった。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。
中國(guó)民生銀行の溫彬首席研究員の分析によると、「人民銀は1兆2千億元規(guī)模の公開(kāi)市場(chǎng)におけるリバースレポの操作を行って資金を投入した。この金額は當(dāng)日に公開(kāi)市場(chǎng)で満期を迎えたリバースレポの1兆500億元より約1500億元多い。同措置は春節(jié)(舊正月、今年は1月25日)連休後の市場(chǎng)で流動(dòng)性の十分な供給を維持する上でプラスになり、金融機(jī)関が流動(dòng)性をしっかり管理して、市場(chǎng)のパニック心理を回避し、金融市場(chǎng)の金利の安定した運(yùn)営を維持し、市場(chǎng)の期待を安定させる上でプラスになる」という。
また溫氏は、「従來(lái)、春節(jié)連休後には、連休前に投入した現(xiàn)金が銀行システムに大量に還流し、さらに銀行システムでは季節(jié)的な流動(dòng)性の需要が低下するので、人民銀は公開(kāi)市場(chǎng)操作でリバースレポを一時(shí)停止するのが一般的であり、またリバースレポが満期を迎えて流動(dòng)性は自然に回帰していた。人民銀がこのたび春節(jié)後の市場(chǎng)再開(kāi)の1日目にリバースレポを?qū)g施して流動(dòng)性を投入し、満期を迎えるリバースレポの資金をリスクヘッジするとともに、例年よりも一層ゆとりのある水準(zhǔn)を保ったことは、人民銀の流動(dòng)性を十分に供給しようとする決意と操作における柔軟性を體現(xiàn)するものであり、金融機(jī)関による新型コロナウィルス肺炎対策への支援、実體経済へのサービス提供、金融市場(chǎng)の安定維持のための安心材料を提供することになる。これは、金融機(jī)関の期待を安定させ、金融市場(chǎng)の信頼感を高める上でプラスになることだといえる」との見(jiàn)方を示した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年2月3日