センザンコウが新型コロナウイルスの潛在的な中間宿主であり、類似度が99%に達するとした最近の研究を受け、中國工程院の陳煥春院士は自らの考えを述べた。中國新聞網が伝えた。
陳氏によると、新型コロナウイルスには多くの中間宿主が存在する可能性がある。センザンコウから分離されたウイルスと人に感染したウイルスの配列の類似度が99%に達している。これは一つまたは複數の遺伝子斷片もしくはすべてのゲノム配列の類似性の可能性がある。もし全ゲノム配列の類似性が99%にのぼれば、大きな意義がある。中國科學院武漢ウイルス研究所の石正麗氏は、現(xiàn)在の新型コロナウイルスは雲南省に生息するコウモリのコロナウイルスの全ゲノム配列との相同性が96%にのぼることを確認した。もしセンザンコウが99%に達するならば、參考になる価値がより高い。しかしいずれにしても、この発見は野生動物の飼育を減らし、さらに食用を回避することへの注意を促している。人類が現(xiàn)在まで発見している新たな感染癥のうち78%が野生動物と関連しているか、野生動物由來だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年2月11日