4月21日、前日に米國産WTI原油の先物価格(5月物)が史上初の「マイナス価格」に落ち込んだのに続き、今月末に引渡しを迎えるロンドンICEの北海ブレント原油先物6月物がアジア市場(chǎng)の終盤にかけて下落局面に入り、これまでにない速いペースで下落を続けた。WTI6月物は市場(chǎng)の動(dòng)きを受けて、上昇から下落に転じた。「経済參考報(bào)」が伝えた。
北京時(shí)間の21日午後5時(shí)30分時(shí)點(diǎn)で、WTI6月物は最安値が1バレル16ドル(1ドルは約107.8円)に達(dá)した。北海ブレント先物6月物は最安値が同18.94ドルになり、2002年以降の最安値を更新し、下落幅が一時(shí)は25%を超えた。
國際市場(chǎng)の原油価格が暴落し、この価格計(jì)算周期における國際原油価格の変化率のマイナス値を拡大した。北京時(shí)間21日時(shí)點(diǎn)でビジネス情報(bào)サイトの中宇資訊が発表した試算では、原油価格の変化率はマイナス35.91%、原油価格は1バレル14.508ドルで基準(zhǔn)価格を8.13ドル下回り、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では4月29日0時(shí)の石油製品の小売価格は1トン700元(1元は約15.2円)引き下げられる見込みとしていた。しかし原油価格が1バレル40ドルを下回ったので、価格調(diào)整窓口は現(xiàn)在閉まっている。石油化學(xué)企業(yè)情報(bào)サイトの隆衆(zhòng)資訊も、今回はかなりの確率で保護(hù)メカニズムが発動(dòng)して調(diào)整は行われないとの判斷を示した。今月15日、中國國內(nèi)の石油価格は保護(hù)メカニズムが発動(dòng)して調(diào)整が行われず、2回連続の調(diào)整なしでもあった。
しかし國際市場(chǎng)の原油価格の大幅下落のニュースに引っぱられる形で、中國國內(nèi)の石油製品市場(chǎng)は悲観的ムードが高まり、強(qiáng)気の姿勢(shì)や先物取引への積極性は後退し、中國國內(nèi)の石油製品卸売価格は今後打撃を受けるとみられる。隆衆(zhòng)資訊のモニタリングによれば、21日の中國市場(chǎng)全體の下落幅は1トン50元以下になるという。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年4月22日