國(guó)際市場(chǎng)の原油価格が新記録を打ち立てた。現(xiàn)地時(shí)間の4月20日、米ニューヨーク原油先物市場(chǎng)でWTI(ウエスト?テキサス?インターミディエート)原油先物価格が暴落して過(guò)去最低を更新するとともに、史上初めてマイナス価格に陥った。
原油先物価格がマイナスになるということは、原油を原油精製場(chǎng)まで輸送するか、貯蔵するためのコストが原油自體の価格を上回るということを意味し、多くの中小石油企業(yè)は破産リスクに直面する可能性がある。
メディアの報(bào)道によると、米國(guó)では新型コロナウイルスの感染拡大でインフラ、交通、物流が滯るといった問(wèn)題が発生し、原油の輸送や貯蔵が難しくなった。純粋に経済性だけを考えて油井を閉鎖して生産を停止することにはリスクがあるため、生産は続けなければならない。貯蔵施設(shè)の容量が十分でなかったり貯蔵コストが高すぎたりすれば、メーカーはマイナス価格を引き受け損失を出してでも、バイヤーに石油を買(mǎi)ってもらわなければならない。
しかしここではっきりさせておかなければならないのは、マイナス価格になったからといって、これから無(wú)料でガソリンを給油できてさらにキャッシュバックがあるということではない。マイナス価格になったのはもうすぐ期日を迎える期近5月物だけであり、原油の現(xiàn)物価格ではない。また期近6月物の取引価格は20ドル(1ドルは約107.4円)以上の水準(zhǔn)を維持し、英國(guó)?ロンドン市場(chǎng)のブレント原油先物も現(xiàn)在は25ドル以上で取引されている。
市場(chǎng)の反応をみると、北京時(shí)間の21日、國(guó)際市場(chǎng)の原油価格は反転上昇し、ニューヨーク?マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物主力商品は現(xiàn)在価格は7%上昇して、1バレル22ドル近くなった。ブレンド原油先物主力商品は1.5%上昇して、同29.6ドルに迫った。