こうしたコンテンツリメイク方式は日本ではメディアミックスモデルと呼ばれ、中國(guó)映畫(huà)産業(yè)で盛んに用いられているキャラクター(IP)の考え方に似ており、通常は何らかのメディアの作品をベースとなるオリジナル版とし、一定の人気と認(rèn)知度を獲得した後、プラットフォームを超えたリメイクを行い、さまざまなメディアの作品を派生させる。
業(yè)界関係者は、「安定した巨大な文化産業(yè)の伝統(tǒng)に支えられて、日本のオンライン文學(xué)は伝統(tǒng)的産業(yè)とは異なる獨(dú)自発展の道を歩むのではなく、伝統(tǒng)的出版業(yè)界にぴたりと寄り添い、また伝統(tǒng)的出版業(yè)界に新たな活力を絶えず注入してきた」との見(jiàn)方を示す。
日本のサブカルチャー記者の飯?zhí)镆皇肥悉沃鴷?shū)「ウェブ小説の衝撃」で紹介された調(diào)査結(jié)果によると、日本のウェブ小説市場(chǎng)の付加価値が非常に急速に増加しており、大型書(shū)店の蔦屋書(shū)店のベストセラーランキングでは、ウェブ連載発の小説が半分以上を占めるという。公開(kāi)されたデータでも、ウェブ小説専門(mén)出版社のアルファポリスは、14年から16年にかけて収益が徐々に増加し、利益率は30%前後に達(dá)し、業(yè)界全體としてもかなり目を引く成果を上げている。
サイトと直接協(xié)力して設(shè)立される文學(xué)賞もかなり増えた?!笝炎婴丹螭巫阆陇摔纤荔wが埋まっている」は12年から小説投稿サイト「e☆エブリスタ」に連載されたミステリー小説で、13年に同サイトと角川書(shū)店が共催するコンテストで受賞した。
飯?zhí)锸悉握{(diào)査によると、「この小説はネットに連載されたものだが、文字の密度が非常に高く、ネット連載作品によくみられる大量の余白もなく、オンライン小説よりも、紙の小説の創(chuàng)作方法を參考にしており、『トレンドの逆をいく』作品だと言える。しかし受賞のポイントはネット連載時(shí)のクリック數(shù)ではなく、受け手と作品のブランドが融合しているかどうかがより考慮される。そうして、『トレンド逆行』のニッチ小説『櫻子さんの足下には死體が埋まっている』があまたあるオンライン小説の中で抜きんでた存在となり、日本の書(shū)籍、映畫(huà)、漫畫(huà)アニメの伝統(tǒng)との融合に成功した」という。
また飯?zhí)锸悉?、「これまで日本の作者は雑誌や新人賞への応募で注目を集めてきたが、日本では今、出版業(yè)界が全體として不況で、オンライン小説がこうした役割を代わりに擔(dān)い、より多くの小説家が発掘されるようにしている」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年6月11日