7月7日、全國大學(xué)統(tǒng)一入學(xué)試験(通稱「高考」)の1日目を迎え、受験生約1071萬人が試験會場に向かった。今年の高考は、新型コロナウイル感染拡大が発生して以降、中國で開かれる初の最大規(guī)模の組織的集団活動となっている。
そのような特殊な狀況下であるため、受験生を応援しようと、社會全體が関心を寄せ、できる限りのバックアップをしている。例えば、家族や友人が受験生を試験會場まで送り、熱いエールを送ったり、親切な人やボランティアらが、関心を示したり、細やかなサービスを提供したりしている。どれも心溫まるシーンで、受験生にとっては大きな勵みとなっている。こうしたまるでセレモニーのような中國における大學(xué)受験は、普段は靜かな生活を送っている全ての受験生と保護者にスポットライトを當(dāng)て、光り輝かせている。
縁起を擔(dān)いだ服で受験生を送り出す保護者達
中國人民大學(xué)附屬中學(xué)(中高一貫校)の試験會場入り口前には、試験開始前と終了後、多くの保護者や學(xué)生、教師らが、縁起を擔(dān)いだ赤いTシャツやチャイナドレスを著て集まり、受験生に熱いエールを送っていた。
娘を試験會場まで送ったというある保護者は、父親はダークホースを意味する黒い馬の絵と「2020 Good luck」という文字がプリントされた赤いTシャツを、母親も合格祈願という縁起を擔(dān)いだチャイナドレスを著ていた。父親は、「娘が今年大學(xué)受験ということで、親として、娘の勝利と成功を祈り、その気持ちをこの服に込めた」と説明した。詳しくはこちらへ
「985プロジェクト」対象校合格願い、受験生らがバス「985」系統(tǒng)でゲン擔(dān)ぎ 河南省鄭州
7月7日、河南省鄭州市の路線バス985號線は、中國大學(xué)統(tǒng)一入學(xué)試験(通稱「高考」)の試験會場前に駆け付け、保護者や受験生の臨時の休憩場所として使われた。高考期間中、バス集団は、受験生と保護者を応援するべく、路線バス985號線の車両を試験會場前に手配し、車內(nèi)の快適な環(huán)境を整えるほか、ミネラルウォーターや雨傘、清涼油(メンソレータムのような軟膏)、人丹(胃腸薬)などの暑さ対策グッズやペンなどの試験必需品なども準(zhǔn)備している。重要な試験ということもあり、誰もがゲンを擔(dān)ぎたいと思うもので、中國教育部(省)が重點的に投資する「985プロジェクト」の対象校に合格してほしいという願いを込めて、受験生や保護者は、「985」系統(tǒng)の路線バスに乗ることでそのゲンを擔(dān)ごうとしている。詳しくはこちらへ
ドラえもんの「アンキパン」をリアルに再現(xiàn)し、受験生にエール!
ドラえもんのひみつ道具の1つ、「アンキパン」を覚えているだろうか?ノートや本のページにこれを押し付けるとそのページが寫され、それを食べると寫された內(nèi)容を確実に暗記できるというもの。のび太はこれを食べて教科書の內(nèi)容を暗記した。中國大學(xué)統(tǒng)一入學(xué)試験(通稱「高考」)初日の朝早く、深セン市竜城高級中學(xué)(中高一貫校)高等部3年14組の生徒たちは、この「アンキパン」という不思議な力を持つプレゼントを手にした。これはクラスの擔(dān)任である陳偉鋒先生が徹夜して準(zhǔn)備した「合格祈願グッズ」で、食パンの上にチョコクリームで物理の公式や受験必出のポイントなどが記されていた。詳しくはこちらへ
湖南省長沙の高校で受験生激勵會 高校3年生に盛大なエールを!
湖南省長沙市の同昇湖実験學(xué)校では6日、高校3年を受け持つ教師たちが受験生たちに縁起を擔(dān)いだ赤い祝儀袋やちまき、赤いリボンなどを配り、受験生たちの合格を祈願した。受験會場に向かう生徒1362人を送り出すために、同校の生徒や保護者達も自主的に學(xué)校に集まり、橫斷幕や花を手にエールをおくる人々の列は1キロ以上にも達した。同校が全校を挙げて行うこの受験生激勵會は、すでに20年前から毎年行われているのだという。詳しくはこちらへ
受験生の合格祈願し真っ赤なチャイナドレスで激勵する男性教員
7月5日、遼寧省丹東市で、高3クラスを受け持つ男性教員は、なんと生徒たちの合格祈願のため、真っ赤なチャイナドレス姿で登場。この男性教員は、黒板に生徒たちの合格祈願を祈願して「旗開得勝」という文字を書いた。
そして書き終えると、今度はハサミを取り出し、「チャイナドレスの切込みが高ければ高いほど、テストの得點も高くなる」と言われていることから、生徒たちにチャイナドレスのスリットを切らせて縁起を擔(dān)いだ。詳しくはこちらへ
2020全國大學(xué)統(tǒng)一入試スタート 受験生1千萬人が試験會場へ
7月7日、2020年全國大學(xué)統(tǒng)一入學(xué)試験(通稱「高考」)の幕が開いた。同日午前、北京の中國人民大學(xué)附屬中學(xué)や陳経綸中學(xué)(いずれも中高一貫校)などの試験會場では、マスク姿の受験生が続々と中に入っていった。試験會場入り口へと向かう通路の片側(cè)には、我が子を激勵する保護者や、縁起が良いとされる赤い色の紐を受験生の腕に結(jié)ぶ擔(dān)任教師の姿があった。詳しくはこちらへ
北京のペットショップが受験生対象に無料で柴犬と觸れ合えるサービス
高考開始前、北京市望京のあるペットショップは、高考の受験生を?qū)澫螭恕o料で柴犬と觸れ合うことのできるサービスを宣伝する張り紙を貼りだした。オープンしたばかりのこのペットショップは、柴犬用品専門店で、2階には柴犬と直接觸れ合うことのできる柴犬體験館が設(shè)置されている。詳しくはこちらへ
「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月8日