7月31日午後7時12分、「120歳」の河北省秦皇島市の南山頭燈臺に予定通り光が燈された。同日、中國が獨自に研究開発した衛(wèi)星測位システム「北斗3號」が正式に開通し、100年以上光が燈されている南山頭燈臺も正式に、北斗のシステムに組み入れられた。新華社が伝えた。
1900年に建設(shè)された南山頭燈臺は、沿海都市?河北省秦皇島にある船舶の航行目標となる施設(shè)だ。今年7月初め、北海航海保障センター秦皇島航標処は、南山頭燈臺の閃光レンズを、北斗の技術(shù)が応用できる中國が獨自に研究開発した第二世代閃光レンズに交換した。
秦皇島航標処運営保障センターのテレメトリング?テレコントロールシステムのディスプレイには、北斗から燈臺の運営狀況がリアルタイムで送信されており、電圧、電流、回転時間などのパラメーターがはっきりと表示されている。同航標処の関係責任者によると、北斗の燈臺モニタリングシステムには情報チェック、狀態(tài)のモニタリング、燈臺テレコントロール、航行ルートの追跡などの一連の機能が搭載されており、遠隔リアルタイムモニタリングと管理が可能となっている。
當直員の黃欽さんは、「これまでは、伝統(tǒng)的な通報システムを通して、モニタリング燈臺の運営狀況をモニタリングしてきた。警報が鳴ると、作業(yè)員は燈臺の上まで登ってチェックしなければならなかった。しかし、北斗システムを応用したことで、遠隔コントロールと無人監(jiān)視が実現(xiàn)した。燈臺で何かしら異常が生じた場合、ディスプレイにそれが表示され、問題が一目で分かる」と説明する。
秦皇島航路標識処航路標識導(dǎo)航科の張春江?科長は、「北斗システムを応用して、航路標識管理や航行目標サービスのスマート化の水準を効果的に向上することができた。海上航行は既に、従來の経験航行から、データ航行へと舵が切られ、航海者は、安全な航行のための情報を切に必要としている。北斗システムを応用することで、より全面的で、正確な航行目標情報を得ることができるほか、他の港の情報と合わせて、さらに多くの港?船舶企業(yè)に提供することができる。特に、北斗システム獨自の機能であるショートメッセージ送受信機能は、海域に基地局や攜帯の電波がない時に、衛(wèi)星を通して直接送受信することができ、デバイス間でリアルタイムにメッセージを交換できる」と説明する。
現(xiàn)在、秦皇島港の燈臺、陸地の航路標識、海上浮標などを含むすべての公用航行補助施設(shè)が、北斗システムをカバーしており、船舶の安全な航行を守る能力を大幅に向上させている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年8月3日