中國各地で水害が発生しているのを目にし、多くの人が心を痛めているが、被災地の第一線で救援?救助活動に參加している人の中には、たくさんの若者の姿がある。中國青年報社社會調査センターがこのほど、問巻網(wenjuan.com)と共同で、18‐35歳の青年2000人を対象に実施した調査によると、回答者の95.9%が「必要であれば、被災地に貢獻したい」と答えた。中國青年報が報じた。
回答者の95.7%が、「水害対策に関するニュースに注目」
被災した省の中でも、江西省は被害が深刻な省だ。7月12日午前7時、江西省饒河■陽ステーション(■は番におおざと)の水位は、1998年に大洪水が起きた時の水位を0.13メートル超え、水文観測史上最高を記録した。そして、江西省全域の水害防止策は「戦時狀態(tài)」に突入した。
今年21歳になる陳楽さん(仮名)は、■陽県出身で、今は他の地域で働いている。実家に戻ることはできないものの、故郷の被災狀況や救援の狀況に注目しており、「実家のある地域がこれほどの豪雨に見舞われるのを見たのは今回が初めて。つい先日、水害の影響で実家と電話がつながらなくなり、すごく心配になった。その後、電波が回復し、家族みんなが無事であることを知って安心した」と話す。
調査では、回答者の95.7%が「水害対策に関するニュースに注目している」と答え、うち、39.8%は「非常に注目している」と答えた。
水害対策に関するニュースで、青年が特に注目しているのは、救援狀況(69.8%)、洪水狀況に関する情報(67.5%)、被災者?死者(63.9%)、さらに、経済損失(55.9%)、物資の供給(55.6%)などとなっている。
回答者の95.9%が、「被災地に貢獻したい」
北京のある民営企業(yè)で働いている田佳卿さんは、被災地に住んでいるわけではないが、南方エリアの水害に関するニュースに注目しているといい、「被災地で家屋が流されたり、農作物が被害に遭ったりしている映像を見ると、とてもつらい気持ちになる。でも、解放軍や武裝警察の戦士、第一線で働く作業(yè)員、熱心な市民などが、被災地の最前線で団結して救援に奮闘している姿を見ると、感動を覚える」と話す。
災害が発生するたびに、避難する動きに「逆行」して、危険を冒しながら被災地に向かい、自分の持ち場から離れずに、人々の命を守る責任を果たしている人々が登場する。
調査によると、回答者が最も注目している「逆行者」は、全力で救援に當たる中國人民解放軍(67.9%)、第一線で働く作業(yè)員(64.8%)、救援ボランティア(61.2%)、さらに、故郷を守るために奮闘する一般市民(57.5%)、呼びかけに応じて故郷に戻り救援活動に參加する人(53.4%)などだった。
調査によると、回答者の32.4%が「南方エリアの水害被災地の救援活動に參加した」と答え、95.9%が「必要であれば、被災地に貢獻したい」と答えた。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年7月29日