中國では今、卒業(yè)シーズンを迎えているものの、新型コロナウイルス流行を背景に、今年は多くの大學が卒業(yè)論文の口頭試問をオンラインで実施している?!弗楗Ε煽陬^試問」、「クラウド卒業(yè)寫真」、「クラウド卒業(yè)式」など、今年は卒業(yè)生の多くにとって忘れがたい特別な卒業(yè)シーズンとなっている。中國青年報が報じた。
中國青年報社社會調査センターがこのほど、問巻網(wǎng)(wenjuan.com)と共同で、大學の新規(guī)卒業(yè)生2505人を対象に調査を実施した。
今年の「クラウド卒業(yè)」について、回答者の64.5%が「記念すべき特別な意義がある」
北京のある大學の卒業(yè)見込み大學生の張涵綺さん(仮名)は、「未曾有の卒業(yè)シーズン。私たちは、新型コロナと闘った年の卒業(yè)生で、數(shù)年経って振り返ったら、必ず卒業(yè)により深い思いを感じるだろう。私たちだけの、特別の思い出だ」と話す。
吉林省のある大學の學部の卒業(yè)見込み大學生の陳妙欣さん(仮名)は、「新型コロナウイルス流行が収束した後、學校が簡単な卒業(yè)式を開いてくれることを願っている」と話す。
調査では、今年の「クラウド卒業(yè)」に関して、回答者の64.5%が「記念すべき特別な意義がある」と答え、55.9%が「今年の卒業(yè)生は歴史の証人」、55.7%が「形式上の卒業(yè)より、心の中の『卒業(yè)』のほうが大切」、49.3%が「心殘りがあるため、今年は逆に忘れられない卒業(yè)シーズンになった」と答えた。
華東交通大學心理素質教育研究院常務副院長の舒曼氏は、「今年の卒業(yè)シーズンはほとんどの大學で、『クラウド』がスタンダードとなった。普段なら、學生は卒業(yè)式に參加し、會場で學長の話を聞き、卒業(yè)証書を受け取り、同級生と寫真を撮り、卒業(yè)メッセージを書くなど、いろんな活動がある。一方、今年は、オンラインで卒業(yè)式が開かれているが、學生も大學側もいろんなアイデアを出し、オリジナルの卒業(yè)記念活動を企畫している?!亥楗Ε勺錁I(yè)』では、恒例の活動はできないかもしれないが、目新しいセレモニー感がある。『クラウド卒業(yè)』は今の時代の特徴も現(xiàn)れている。學生同士は遠く離れていても、インターネットを通して、集まることができる。これは、昔ならできなかったことだ」と話す。