中國は現(xiàn)在、卒業(yè)シーズンと就職シーズンを迎えている。しかし、新型コロナウイルス感染狀況の影響を受け、今年は例年と異なる動(dòng)向となっている。卒業(yè)者の間では、どうすればスムーズに就職して、學(xué)んだことを活かすことができるかが、特に注目の話題となっている。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。
今年5月初め、浙江外國語學(xué)院を卒業(yè)した陳愷宇さんは、起業(yè)を決意し、寧波星動(dòng)電子商務(wù)有限公司を立ち上げて、越境EC業(yè)務(wù)を始めた?!钙饦I(yè)というのは、実習(xí)の時(shí)から頭にあった」と陳さん。
起業(yè)前、陳さんは浙江省寧波市のあるEC企業(yè)で実習(xí)し、越境EC運(yùn)営を擔(dān)當(dāng)した。そして、優(yōu)秀な業(yè)績とずば抜けた管理能力が自信となり、「起業(yè)したい」と考えるようになった?!笇g習(xí)の時(shí)に、越境ECのビジネスチャンスについて知った。若いうちにチャレンジせずにいつするというのか?」と陳さん。
幸い、実習(xí)していた企業(yè)が「起業(yè)」を後押ししてくれたといい、「僕が起業(yè)したいと考えていることを知った社長が、協(xié)力してくれて、倉庫などを提供してくれた。そのおかげで、スタート時(shí)期の運(yùn)営における良い基礎(chǔ)ができた。それに加えて、実習(xí)期間中に、仕入れや販売の経験を積むことができた。社員は6人しかいないが、5月の売上高は100萬元(1元は約15.10円)に達(dá)した」と胸を張る。
會(huì)社を立ち上げて約1ヶ月が経ち、「社長」になった気分について、陳さんは、「社長というのは、思っている以上に大変。以前は自分の業(yè)績だけに集中していればよかったが、今は會(huì)社の大きな事から小さな事にまで気を配らなければならない。仕入れ先と連絡(luò)を取り、商品をアップし、宣伝し、さらに、従業(yè)員を管理するなど、全てのことをしなければならない。忙しくて、土日も出勤している」と話す。
最近、會(huì)社でちょっとしたトラブルもあったという。商品の定価や商品のアップなどの面で、陳さんと従業(yè)員の意見が合わなかったのだ。陳さんによると、「新型コロナウイルス流行を背景に、國際貨物輸送が不安定な狀況になった。もともと、利益の少ない商品だったため、僕はその商品の取り扱いを止めようと提案した」のだという。しかし、後になって、その商品のマーケティングに従業(yè)員たちが多くの労力を費(fèi)やし、売れ行きも良かったことを知り、話し合いの結(jié)果、値段を上げて売ってみることにした。すると、「予想外にもよく売れて、會(huì)社の収益もアップした。社長は指示を出していればそれでいいと前は思っていたけど、人間関係も非常に大切であることが分かった。今後は従業(yè)員とよくコミュニケーションを取ることを?qū)Wばなければならない」と話す。
95後(1995‐99年生まれ)の陳さんは、若者の起業(yè)について、「若者のチームは活気があり、頭もやわらかい。同じ目標(biāo)に向かって、みんなが協(xié)力すれば、本當(dāng)にやる気が出る」との見方を示す。最近、陳さんは浙江外國語學(xué)院に大學(xué)生起業(yè)基金の申請(qǐng)を提出した。審査に通れば、1萬元の補(bǔ)助金をもらうことができる。同學(xué)院の黨委員會(huì)學(xué)生工作部の部長で、學(xué)生処の処長を務(wù)める傅堯力氏は、「當(dāng)校は起業(yè)者支援策を打ち出し、無償で學(xué)生の起業(yè)を支援している。これまでに、30人余りの學(xué)生が支援を受けてきた」と説明する。
今後の目標(biāo)について、陳さんは、「従業(yè)員を増やしたい。今後2年をめどに、30人まで増やしたい」と話す。陳さんと従業(yè)員は、真剣な目つきで話し合い、共に今後の會(huì)社の発展計(jì)畫を制定していた。無限の可能性を秘める將來を前に、若者たちは希望を抱き、闘志を燃やしている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年6月19日