四川省で見つかった、現(xiàn)在知られているうち世界で最も小さいトンボの個(gè)體(10月2日撮影、提供?成都華希昆蟲博物館)。
成都華希昆蟲博物館の趙力館長は標(biāo)本を整理した際、同博物館が今年8月に四川省楽山市金口河區(qū)で採集した一連のトンボの標(biāo)本の中から、世界最小のトンボ「ハッチョウトンボ」を発見した。四川省でこの種が記録されたのは今回が初。これらの標(biāo)本からはさらに、現(xiàn)在知られているうち世界で最も小さい體長15ミリメートル未満のトンボの個(gè)體も見つかった。新華社が伝えた。
趙館長によると、ハッチョウトンボは世界が公認(rèn)する最も小さいトンボで、主に東南アジアと中國南方の熱帯地域に生息している。「中國トンボ大図鑑」及び日本や韓國などで発表された學(xué)術(shù)資料の記載によると、その體長は17?19ミリメートルで、オスの成蟲は平均18.5ミリメートル、メスは17.5ミリメートル。
四川省で見つかった、現(xiàn)在知られているうち世界で最も小さいトンボの個(gè)體(10月2日撮影、提供?成都華希昆蟲博物館)。
趙館長は、中國のこれほど北の方でハッチョウトンボの個(gè)體群が見つかったのは初めてであり、単獨(dú)で進(jìn)化した個(gè)體群の可能性が高いと分析している。発見地である四川省楽山市金口河區(qū)は地理的環(huán)境が特殊で、高山?峽谷地形に屬し、峽谷の両側(cè)の山脈は最高地點(diǎn)で標(biāo)高が3000メートルあるものの、標(biāo)高500-800メートルの峽谷の底のエリアは陸の孤島のような熱帯環(huán)境を持つ。そのため、本來ならば熱帯地域に分布するトンボがここで繁殖できた。また、高山に隔てられているため、この個(gè)體群は他の地域の個(gè)體群と交流できず、獨(dú)自の進(jìn)化を遂げ、他の個(gè)體群とは異なる體形になったという。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年11月24日