「中國で最も寒い村」と呼ばれる黒竜江省大興安嶺呼中區(qū)は今月21日、同區(qū)碧水鎮(zhèn)の川沿いにある巖から約7000年前の壁畫3點(diǎn)が発見されたと発表した。中國新聞網(wǎng)が報(bào)じた。

壁畫は巖壁に描かれた絵で、まだ文字がなかった時(shí)代の文化伝達(dá)手段。ミステリアスな情報(bào)がそこに詰まっており、「解読不能な暗號(hào)」ともなっている。そこにある古代文明コンテンツは蕓術(shù)史や先史考古學(xué)、人類學(xué)など、さまざまな學(xué)問に計(jì)り知れない情報(bào)を提供している。

2011年以降、大興安嶺の12県、區(qū)、林業(yè)局の39ヶ所で壁畫が発見された。壁畫の數(shù)は計(jì)4050點(diǎn)で、大興安嶺は現(xiàn)在、黒竜江省で発見された壁畫が最も多い地域になっている。また、発見された地域も最も広範(fàn)囲で、その壁畫は最も古く、內(nèi)容も最も豊富だ。呼中區(qū)は大興安嶺山脈の山頂に位置し、これまでの最低気溫記録は零下53.2度、通年の平均気溫が零下4.3度と「極寒」の地。これは中國の最低気溫記録でもあり、「中國で最も寒い村」と呼ばれている。 （編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年11月23日