中國國家発展?改革委員會の連維良副主任は29日に北京で行われた第18回中國改革フォーラムで、「2019年には中國の社會消費財小売総額が初めて40兆元(1元は約15.8円)を突破し、2015年と比較して42%以上増加した。中國はもうじき米國を抜いて、世界最大の消費財小売市場になるだろう」という。中國新聞社が伝えた。
同フォーラムは中國経済體制改革研究會が主催したもの。連氏は、「中國共産黨第19期中央委員會第5回會議では高い水準の社會主義市場経済體制を構(gòu)築するとの新たな戦略的目標が初めて提起された」と述べた。
この目標の実現(xiàn)に向けて、中國にはすでにしっかりした基礎が備わっている。
連氏は基礎的制度の建設について、「中國共産黨第18回全國代表大會(十八大)の開催以降、知的財産権制度の改革が持続的に深化し、市場參入ネガティブリストが全面的に実施され、リストの事項は試行段階初期の328件から年々減少して現(xiàn)在は131件になった」と指摘した。
連氏は続けて、「知財権市場への參入、公平な競爭といった基礎的制度を全面的に整備し、社會主義市場経済の効果的な運営が行われる制度的基礎を著実に構(gòu)築する。統(tǒng)一的な市場參入ネガティブリスト制度を?qū)g施し、全國で1つのリストによる管理モデルを形成する」と述べた。
連氏は市場システム建設について、「ここ數(shù)年、中國の市場システム建設は非常に大きな成果を上げ、國內(nèi)市場が発展拡大を続け、市場の規(guī)模が急速に増大し、市場の消費が急速に高度化し、市場の秩序が持続的に改善されており、中國はもうじき世界最大の消費財小売市場になるだろう。また中國には最も多くの中所得層、最も多くの製造業(yè)の付加価値、最も數(shù)が多いネットユーザー、最も多くの(世界)トップ500社企業(yè)がある」と述べた。
連氏は、「極めて大規(guī)模な市場の優(yōu)位性を十分に発揮し、5年前後にわたる努力により、高標準の市場システム建設行動を踏み込んで実施し、高い標準の市場システムをほぼ構(gòu)築する」とした。
同フォーラムでは、中國國際経済交流センターの副理事長で、國務院発展研究センター元副センター長の王一鳴氏も、「2019年の中國の社會消費財小売総額は6兆ドル(1ドルは約108.9円)に迫り、米國の小売産業(yè)全體の規(guī)模との開きがわずか2千億ドル前後まで縮まった。今年、中國はかなりの確率で米國を抜き、世界最大の小売市場になるだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年11月30日