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中國初の次世代中低速リニアが量産化と市場投入へ

人民網(wǎng)日本語版 2020年11月26日11:19

中國中車傘下の中車大連機車車両有限公司が24日に明らかにしたところによると、同社が獨自開発した中國の次世代中低速リニアモーターカー車両は、このほど上海で量産化に入る前のシステムのテストを完了したという。同車両の量産化の條件が整い、これから集中的に生産が行われて市場に投入されることになる。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

説明によると、この次世代中低速リニアは最高時速160キロメートル、最小平面曲線半徑が50メートル、最大勾配は100‰(1千メートル進んで100メートルの高低差)。すでに運行されているリニア車両に比べて、速度が速く、カーブと坂道の運行能力がさらに高まり、さらに柔軟な都市路線計畫を可能にし、トンネルなどのインフラ建設(shè)を減らすことを推進?実現(xiàn)できると同時に、建設(shè)コストも大幅に引き下げることが可能だ。

業(yè)界関係者は、「現(xiàn)在の都市軌道交通方式の中で、地下鉄は市街地の大規(guī)模輸送ニーズに応えられるが、『建設(shè)コストが高い』、『騒音が大きい』、『駅間の距離が長い場合は速度がやや遅い』というマイナスがある。ライトレールは輸送量が中レベルで、高架化工事の費用は地下鉄建設(shè)費の約3分の1で済むが、同じように駅間の距離が長い場合には適さない。路面電車は建設(shè)費が安いが、輸送量が小さく騒音が大きく、駅間の距離が長い場合にも適さない」と指摘する。

こうした方式に比べ、國産次世代中低速リニアは中レベルの輸送量の交通方式で、「振動や騒音が小さい」、「登坂能力が高い」、「最小曲線半徑が小さい」といった優(yōu)位性がある。速度、カーブ、坂道での3つの総合的技術(shù)指標を同時に満たしているが、これは現(xiàn)時點では他の方式の軌道交通では実現(xiàn)できないことだ。

大連機車によると、このリニアは同社が獨自開発設(shè)計した新型リニア技術(shù)理論の実踐?応用の成果だ。初代リニア技術(shù)は9種類の運行狀況で安定した浮上が可能だったが、次世代リニアは27種類の運行狀況での安定した浮上を可能にした。これは浮上技術(shù)の飛躍的進展であり、重要な評価指標だ。同時に、第1世代リニア技術(shù)の欠點を踏まえ、このリニアは加速度、運行速度、カーブの走行能力、登坂能力、快適性などの性能を全面的に向上させたという。

2017年6月、中國初の次世代中低速リニアテスト車両が上海で路線運行テストをすべて完了し、テストでの運行速度は時速121キロメートルに達し、中低速リニア速度の世界記録を更新した。18年11月には、第1號車両が大連市にある同社の旅順新工場エリアでラインオフし、車両の靜態(tài)試験を終えた。19年1月、同車両は上海に運ばれ、動態(tài)試験の準備作業(yè)を展開していた。(編集KS)

「人民網(wǎng)日本語版」2020年11月26日

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