電極キャップをかぶった數(shù)匹のマウスが実験室內(nèi)で素早く動き、パソコンに同時にカラフルな波が表示され、マウスの脳が出した極めて微弱な電気信號が完全に記録された。電極キャップには爪より小さいチップが隠されていたのだ。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
24日に明らかになったところによると、復(fù)旦大學(xué)の「全ワイヤレス侵入式64ルートブレイン?マシン?インターフェース(BMI)チップモジュール」プロジェクトが、第8回中國(上海)國際技術(shù)輸出入交易會の「10大人気プロジェクト選定」で「代表製品」の稱號を獲得した。
同プロジェクトは1枚のチップに64本の信號収集ルートを集積し、4メートル內(nèi)の64ルートの全帯域神経信號の24時間連続の記録を?qū)g現(xiàn)。同プロジェクトの研究開発が成功するまで、世界の同分野には成熟した先例がなかった。海外の同類実用製品と比べると、エネルギー消費量は10分の1になり、重さは3グラム弱で、コストは半分しかない。
中國、米國、歐州などの國と地域は近年、脳科學(xué)計畫を次々と開始している。脳の電気信號の収集?分析は脳を研究する重要な手段であるのに対し、BMIチップモジュールは関連する科學(xué)研究裝置の中核部品だ。
研究チームによると、市場の同類製品と異なるこのチップの最大の長所は「ワイヤレス」だ。BMIシステムのほとんどは現(xiàn)在、実験室の動物に記録裝置を取り付け、裝置を電気ケーブルで外部の記録システムとつなげる必要がある。この接続方法は生物體の活動範(fàn)囲を制限しており、ケーブルが絡(luò)まり、回転することで作用力が発生しやすく、生物體の脳を傷つけやすい。ワイヤレスBMIチップはケーブルの束縛から脫卻し、生物體の自然の狀態(tài)に近づいている。
「低エネルギー消費+長航続時間」は、同チップのもう一つの大きな特徴だ。研究開発チームはチップの回路設(shè)計を重點的に最適化し、そのエネルギー消費量を下げてから、同チップは24時間連続で稼働し、生物體の長時間かつ継続的なデータモニタリングを?qū)g現(xiàn)できる。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年4月26日