世界で新型コロナウイルス感染癥対策が徐々に常態(tài)化するのに伴い、感染癥関連の物品貿(mào)易ニーズが減少するとともに、多くの製造業(yè)國が生産活動を再開したことが、中國の対外貿(mào)易輸出に構(gòu)造調(diào)整の圧力を與えないだろうか。中國商務(wù)部(省)は22日に行われた記者會見で、「こうした狀況はチャレンジであり、さらにはチャンスでもある」との見方を示した。中國新聞社が伝えた。
同部によると、上半期には、世界規(guī)模で供給と需要の複數(shù)の要因が作用し合う中、中國の対外貿(mào)易は急速に増加し、物品輸出入額は前年同期比27.1%増、2年間(2019年と2020年)の平均増加率は10.8%の18兆1千億元(1元は約17.0円)に上り、輸出額は前年同期比28.1%増、2年間の平均増加率は11.3%増、輸入額は前年同期比25.9%増、2年間の平均増加率は10.3%だった。
同部対外貿(mào)易司の李興乾司長は、「今年に入ってから、ワクチン接種のペースが加速するにつれて、一部の國で経済が回復(fù)し、生産も徐々に回復(fù)していることは、中國の対外貿(mào)易にとってはチャレンジであり、さらにはチャンスでもある。一方で、中國の輸出は市場競爭の激化に直面している。他方で、各國の生産回復(fù)には大量の原材料と生産設(shè)備が必要であり、中國の資本財、中間財へのニーズが目に見えて増加した。今年1-6月には、消費財輸出の占める割合が低下したが、資本財と中間財の割合が76.7%に達した。この割合は前年を2.5ポイント上回る」と述べた。
また李氏は、「最近のモニタリングの狀況を見ると、対外貿(mào)易企業(yè)の約40%は新規(guī)輸出受注が全年同期より増加した。予測では、外部のニーズが回復(fù)し、中國國內(nèi)経済が安定さの中で好転して、引き続き中國の対外貿(mào)易の発展を支えることになる。しかし比較の対象となる全年同期の基數(shù)が徐々に上昇するので、下半期の対外貿(mào)易増加率は低下するとみられ、対外貿(mào)易の発展は引き続きさまざまの不確実な要因や不安定な要因に直面することになるだろう」と述べた。
李氏によると、現(xiàn)在、世界では感染癥が何度もリバウンドし、世界経済の回復(fù)狀況には脆弱さが見られる。原材料価格が高止まりし、海上輸送や物流が停滯するなどの問題が、対外貿(mào)易企業(yè)の収益の可能性をさらに狹め、企業(yè)の受注への積極性にも影響を與えている。これに対し、當(dāng)局は現(xiàn)在対外貿(mào)易情勢の変化を緊密にフォローしており、下半期には企業(yè)が直面する突出した困難や問題を重點に取り上げ、関係當(dāng)局や地方政府とともに方向を定めた政策?措置を研究制定し、対外貿(mào)易企業(yè)の総合的コストを著実に引き下げるという。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年7月23日