「90後(1990年代生まれ」)が職場(chǎng)に進(jìn)出してきたにつれ、「若者がますます管理しづらくなった」との聲がしきりに聞こえてくる?!缸约簩g現(xiàn)を求める」、「?jìng)€(gè)性を発揮したがる」、「説教されるのを嫌がる」、「転職を繰り返す」、「仕事と生活のバランスを追求する」……こうしたよく耳にする表現(xiàn)は、今や若者の「標(biāo)準(zhǔn)裝備」になっている?!钢袊?guó)青年報(bào)」が伝えた。
中國(guó)だけの現(xiàn)象ではない。最近のメディアの報(bào)道によると、韓國(guó)の「90後」もそうだという。書(shū)籍「90年生まれが來(lái)る」に書(shū)かれたエピソードによれば、韓國(guó)CJグループのブランドマネージャーのイム?ホンテックさんは、韓國(guó)の「90後」が職場(chǎng)に進(jìn)出するようになって、これまでの韓國(guó)の職場(chǎng)文化に激しい衝撃を與えている狀況に気づいた?!?0後」にとって「定時(shí)退社」と「有給を取る」は當(dāng)たり前、権威主義や説教には抵抗し、企業(yè)に対する忠誠(chéng)度は低く、自分の選択への忠誠(chéng)度だけ高く、殘業(yè)文化に反対する……。
「90後は管理しづらい」という話(huà)題は、これまで社會(huì)で數(shù)多く議論され、その原因を世代間の思考様式の違いに帰結(jié)するのが主流の見(jiàn)方だ?!?0後(1970年代生まれ)」や「80後(1980年代生まれ)」の先輩たちは決定権と発言権を握り、「90後」に対しても従來(lái)の管理の考え方とスタイルを採(cǎi)用し、そこで一種の食い違いや不釣り合いが生じる。つまり、「90後」が管理しづらいのではなく、企業(yè)の管理がよくないのだ。
このような狀況の中で、管理の問(wèn)題を認(rèn)識(shí)するようになり、若者に対応するための制度と戦略の調(diào)整を考えるようになった企業(yè)が現(xiàn)れた。こうした事例から、「管理しづらい90後」は固有の職場(chǎng)文化を揺るがすだろうかという問(wèn)題を考えざるを得ない。中には、「これから『90後』が成長(zhǎng)して管理職になり、職場(chǎng)の発言権を完全に握るようになると、職場(chǎng)文化が完全に変わるだろう」と予測(cè)する人もいる。こうした見(jiàn)方は楽観的すぎるのではないか。
まず、若者の要求には合理的な面もあれば、不合理な面もある。すべての職場(chǎng)が自分のイメージするような素晴らしい狀態(tài)になると期待するのには無(wú)理があり、そのような期待は一方的な願(yuàn)望や思い込みに過(guò)ぎない。
働く若者の要求に直面して、企業(yè)の中には一部の調(diào)整を行ったところもあれば、転換が難しいところもある。管理は思考と構(gòu)造であるとともに、技術(shù)と能力でもある。雇用機(jī)関の中には元々根深い體制の問(wèn)題に直面し、管理がうまくいかず、長(zhǎng)期にわたる悪習(xí)を改めるのが難しく、重大な危機(jī)に遭遇するまでは、なかなか調(diào)整や変化に踏み出せない。
次に、職場(chǎng)の文化が育んできた職場(chǎng)のルールには、相対的な安定性があり、時(shí)には凝り固まってもいて、個(gè)人の意思でどうにかできるものではない。
さらに、「90後」の層も多様化しており、分けて考える必要があり、畫(huà)一的に考えてはいけない。メディアの報(bào)道によって、この層を畫(huà)一化し、誇張するところがある。調(diào)査によると、「90後」の平均転職率は1年に0.91回で、1.09年に1回転職している計(jì)算になるが、転職経験のない人は40%を超え、1回だけ転職したことのある人は34%と、「90後」のほとんどは転職を頻繁に繰り返してはいない。言い換えれば、調(diào)査サンプルがどれくらいあるか、対象となった業(yè)界?企業(yè)をどう選択するかが、この層に対する総括と判斷に影響するのであり、私たちの理解もまた全面的ではないということだ。
否定できないのは、「管理しづらい若者」は職場(chǎng)文化に何らかの衝撃を與えるだろう。しかし、雇用機(jī)関はこの影響に対処し、変化する時(shí)、段階的に行い、ラディカルに行うべきではない。たった一晩ですべてを徹底的に変えるのは不可能だ。職場(chǎng)の文化や生態(tài)圏が一度形成されれば、そこには革新的な側(cè)面もあれば、保守的な側(cè)面もあり、若者は既存の職場(chǎng)文化に大きな衝撃を與えることはできるが、総合的な判斷が難しい時(shí)は、やはり管理者と若者との接觸やぶつかり合いの中で、相互に適応?調(diào)整し、変化していかなければならない。一方的に相手に譲歩させるのではなく、期待を抱きつつ、より長(zhǎng)いスパンで検証していく必要がある。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年7月26日