記者會見の様子。
新型コロナウイルス感染が拡大している江蘇省南京市は今月27日午前10時半、感染対策をめぐる第7回記者會見を開き、最新の対策実施狀況について説明し、今回の感染拡大は「デルタ株」によるものであることを明らかにした。
26日24時の時點で、同市で確認された感染者は累計で106人(軽癥66人、中等癥38人、重癥2人)、無癥狀感染者は6人となった。
中國國務院共同対策メカニズム総合グループ?江蘇作業(yè)グループの醫(yī)療治療グループに屬する専門家?邱海波氏(東南大學副學長、重癥醫(yī)學専門家)は記者會見で、「感染者約100人のうち2人が重癥患者。重癥患者の割合が比較的低いのは、主に患者の基礎疾患と関係がある」と説明した。
全市民対象のPCR検査が実施される南京市江寧區(qū)で、検體採取を受ける女性(撮影?泱波)。
昨年から現(xiàn)在にかけて、新型コロナウイルスの変異株がたびたび確認されてきた?,F(xiàn)在、世界の感染拡大の主な原因になっているのは「デルタ株」だ。邱氏によると、デルタ株は感染力が強く、広がるペースが早く、発癥した場合の癥狀がこれまでとは異なっているという特徴があるという。
そして、「南京ではデルタ株による感染拡大が発生しているが、初期癥狀は倦怠感や嗅覚障害、軽度の筋肉痛など。つまり、デルタ株感染の癥狀はこれまでとはかなり異なる」とし、「個人レベルでの感染対策が非常に重要だ。癥狀がこれまでと異なるため、マスク著用や手洗いの勵行、密に集まることを避けるなどのほか、自分の體調(diào)に常に注意を払ってほしい」と注意喚起した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年7月28日