検査カーの外観(撮影?李晗)。
湖北省で1臺(tái)目となるPCR検査カーは、マイクロバスのような外観ながら、その內(nèi)部にはPCR検査の咽頭ぬぐい液検體採(cǎi)取ロボットのほか、スピードタイプ滅菌マシンや5G検査ダイレクトレポートシステムといった全自動(dòng)でポータブルタイプの一體化された新型コロナウイルスPCR検査設(shè)備を搭載しており、ヒトとマシンという2種類の検體採(cǎi)取スタイルを通じて、45分以內(nèi)にPCR検査結(jié)果を出すことを?qū)g現(xiàn)している。8月5日、このほど國(guó)內(nèi)感染者が確認(rèn)された湖北省武漢市武昌區(qū)東湖路コミュニティに、この移動(dòng)型PCR検査カーが登場(chǎng)し、住民にPCR検査サービスを提供し、武漢市における全市民PCR検査実施をサポートしている。広州日?qǐng)?bào)が伝えた。
ロボットによる検體採(cǎi)取を行う市民。
呉さん(36)はこのコミュニティで最初にPCR検査を終えた。検體採(cǎi)取マシンの窓口の前にやって來(lái)て、使い捨ての検體採(cǎi)取キットを口にくわえると、採(cǎi)取マシンのロボットアームが伸びてきて、呉さんの口腔內(nèi)から精確に咽頭ぬぐい液の採(cǎi)取を行った。30秒ほどで、ロボットアームは窓口から車內(nèi)に「戻って」いき、採(cǎi)取した咽頭ぬぐい液の検體をスピード滅菌した後、検體を集積型検査チップの中に入れた。車內(nèi)にいる1人のスタッフがこれらのチップを、一見すると箱のようなコンパクトな検査機(jī)の中に入れると、ウイルスを増殖させ、検査する手順を自動(dòng)で完了してくれる。そしてしばらくすると、検査結(jié)果がパソコンに表示される。45分後、呉さんは自身の検査結(jié)果を手に、「陰性だった。これで安心だわ」と笑顔で語(yǔ)った。そして、マシンによる検體採(cǎi)取は初めての経験だったが、検査スタッフによる検體採(cǎi)取よりもスムーズで、検査結(jié)果をスピーディに手にすることができるため、とてもよかったとその感想を述べた。
45分でPCR検査結(jié)果を受け取った市民の呉さん。
中南病院検査科の李一栄醫(yī)長(zhǎng)によると、この340萬(wàn)元(1元は約17円)相當(dāng)のPCR検査カーの正式名稱は「新型コロナウイルス検査移動(dòng)実験室」といい、全自動(dòng)でポータブルタイプの一體化された新型コロナウイルスPCR検査設(shè)備を搭載しており、その検査手順の全てを完全な閉鎖空間の実験室で完成させている。同時(shí)に咽頭ぬぐい液検體採(cǎi)取ロボットのほか、スピードタイプ滅菌マシンや5G検査ダイレクトレポートシステムといった設(shè)備を搭載しているため、検査を受けてから結(jié)果を受け取るまでの時(shí)間はわずか45分間。市民はスピーディに検査を受け、結(jié)果を受け取ることができる。また、この検査カーで検査を受けると、その結(jié)果は5G通信システムにより、リアルタイムで病院のPCR検査実験室に転送され、チェックを受けた後、武漢市衛(wèi)生健康員會(huì)のPCR検査システムに報(bào)告されることになるという。
検査カーの內(nèi)部の様子。
李醫(yī)長(zhǎng)は、「この検査カーはPCR検査をより手軽にそして安全にスピーディに行うことを可能にしている。特にコミュニティなどで発生した集団感染や、県や郷村など醫(yī)療レベルが比較的劣る地域などでその役割を大いに発揮するだろう」とし、車內(nèi)に搭載されたロボットが咽頭ぬぐい液検體採(cǎi)取を行い、そのロボットアームは赤外線を通じて口腔內(nèi)の検體採(cǎi)取エリアを精確に特定できるだけでなく、採(cǎi)取した検體をスピード滅菌処理して直接検査チップに入れることで、検査スタッフの感染リスクと検體の交差汚染が生じるリスクを最大限低減させることを可能にしているとした。
ロボットアームが全自動(dòng)で検體の滅菌作業(yè)を行う様子。
現(xiàn)在までにこの検査カーは1日當(dāng)たり延べ600人の検査を可能にしている。(編集TG)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年8月7日