華為（ファーウェイ）技術(shù)有限公司はこのほど2021年上半期の決算を発表した。「経済日報」が伝えた。

データを見ると、同期にファーウェイは売上高3204億元（1元は約17.0円）を達成し、売上高純利益は前年同期比0.6ポイント上昇の9.8％になった。このうちプロバイダー業(yè)務(wù)収入は1369億元、法人業(yè)務(wù)収入は429億元、消費者業(yè)務(wù)収入は1357億元だった。注目されるのは、サブブランドの栄耀（HONOR）を売卻した利益は決算に計上されていないことだ。最新の米経済誌「フォーチュン」のフォーチュン?グローバル500では、ファーウェイは前年より５位上昇して44位になった。

ファーウェイは、「ファーウェイは法人業(yè)務(wù)の通年の目標達成に十分な自信があり、2021年は法人業(yè)務(wù)が最もポテンシャルの高い成長エンジンになり、安定した成長を維持すると予測される。また21年はプロバイダー業(yè)務(wù)が安定した発展を維持し、全體としてやや増加すると予測される」とコメントした。

業(yè)界の専門家は、「ファーウェイの法人業(yè)務(wù)は現(xiàn)在の絶対値はそれほど高くないが、ファーウェイがこれから注力する重點分野だ。ファーウェイはインテリジェントコネクテッドビークル（ICV）の分野で以前から展開を進めており、すでに成熟した『レーザーレーダー＋視覚アルゴリズム』システムを備えている。一方、ICV産業(yè)はこれから1兆元レベルの市場になるだろう」との見方を示した。

ファーウェイのICV分野における進展は速い。中信証券の研究では、ファーウェイはこれまでに30種類を超えるスマートカーのハードウェア?ソフトウェア部品を打ち出しており、これにはレーザーレーダー、車載チップ、獨自開発の基本ソフト（OS）「鴻蒙（ハーモニー、Harmony）」の自動車用システム、自動運転ソフトなどが含まれる。ファーウェイがバックアップする自動車関連企業(yè)は、中國市場で20-30％のシェアを獲得する見込みだという。

現(xiàn)在、ファーウェイと自動車関連企業(yè)との協(xié)力には3つのスタイルがある。1つ目はスマート化部品サプライヤーとして、関連企業(yè)にスマートカー用のソフト?ハード部品を提供することだ。2つ目は関連企業(yè)のプラットフォーム化した製品?サービスのサプライヤーとして、自動車企業(yè)に複數(shù)種類のスマートカーソフト?ハード部品の組み合わせを提供することだ。たとえば賽力斯（セレス）とファーウェイがコラボした電気自動車（EV）「セレス?ファーウェイSF5」などがある。3つ目はスマートカーのフルスタック式ソリューションのサプライヤーとして、関連會社に「ファーウェイ?インサイド」戦略を提供することだ。たとえば北京汽車の「極狐（アークフォックス）αS」との協(xié)力展開などがある。今後はさらに多くの可能性が広がる。

専門家の分析によると、プロバイダー業(yè)務(wù)はファーウェイの従來からのもので、5G分野ではトップランナーとしての優(yōu)位性を備える。これに新インフラ建設(shè)や5G建設(shè)の大きな波が來たこともあり、この分野では安定した発展傾向を維持するだろうという。

ファーウェイの輪番會長を務(wù)める徐直軍氏は、「私たちは今後5年間の戦略目標を明確にした。それは、顧客とパートナーのために価値を創(chuàng)造することを通じて生き殘り、質(zhì)の高い生き殘りを図るというものだ。今年全體を見通すと、消費者業(yè)務(wù)は外部の影響で収入が減少しているが、プロバイダー業(yè)務(wù)と法人業(yè)務(wù)は引き続き安定した成長を維持できると自信をもっている」と述べた。

ファーウェイは長年にわたり研究開発分野の投資を堅持して、過去3年間には、基本的に毎年の収入の15％近くをこの分野に投入してきた。今年も引き続き投資を増やす予定だ。徐氏は、「挑戦に直面して、ファーウェイの社員全體が非凡な勇気と力を示した。彼らの貢獻に感謝している。ファーウェイは引き続きデジタル技術(shù)のイノベーションの道を堅持し、人類社會が直面する新たな問題に新たなソリューションを提供することができ、製品と技術(shù)のイノベーションを通じて、低炭素社會、スマート社會の到來を支援?推進することができる」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年8月11日