最近は天気が徐々に涼しくなり、「今秋一杯目のミルクティー」がハッシュタグランキングの上位に入っている。しかし多くのネットユーザーからは、今秋一杯目のミルクティーを飲んだら眠れなくなったとの報告が上がっている。
ミルクティーを飲むと眠れなくなるのはなぜか。実は、ミルクティーには大量のカフェインが入っており、さらにその量はコーヒーを上回る可能性もある。
広東省食品検査所が以前、人気の高い20種のミルクティー商品を検査したところ、いずれもカフェインが多く含まれていることが分かった。最も多いものは1000グラムあたり728ミリグラムという驚異的な數(shù)値だった。
大量のカフェインが含まれるのは、その製法と関連している。
自分の家でミルクティーを作る場合、まず溫かいお茶を入れ、砂糖を加えてからミルクを入れる。一口飲むと味が薄く、ミルクティー店で売っているものほど濃くないことに気づく。
実際には自分でミルクティーを作る場合、茶葉はほぼ完全な形をしているのに対し、ミルクティー店で購入するミルクティーに茶葉の姿はほとんど見られない。これこそドリンク店の秘訣の一つだ。
ミルクティーの味をさらに濃くするため、原材料を茶葉からティーバッグか粉末茶に変える。ティーバッグはよく知られているが、粉末茶とは粉末狀に切られた茶葉のことだ。茶葉をより細かくすることで茶の味がより濃くなり、カフェインもより多く析出される。
茶葉を細かく切ると、葉の組織形態(tài)と細胞構(gòu)造が大きく破壊される。完全な茶葉と比べると、お湯を入れた場合にお湯と觸れる面積が激増する。これは抽出のペースを上げ、茶葉に含まれるカフェインなどの成分のお湯への移動を早める。
ミルクティーを作る際に、濃厚な味にするため使用される粉末茶の量は、私たちが想像するより遙かに多い。これはミルクティーの中に過度なカフェインが含まれる可能性がある理由だ。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年9月7日