「私たちの毎日の生活は植物と密接に関わっている。植物資源は人類が生存し発展するための基礎(chǔ)だ。植物の多様性を保護(hù)し、人類と自然の調(diào)和的な共存を促進(jìn)するには、植物資源の保護(hù)と利用の間の矛盾を解消しなければならない」と、中國科學(xué)院華南植物園の任海主任は述べた。人民網(wǎng)が伝えた。
任主任は、「植物資源を保護(hù)する前に、まずすべての植物資源を把握しなければならない」と述べた。2004年に「中國植物誌」が出版されたことで、中國は既知の種のリスト作成をひとまず終えた。
中國では近年、毎年100以上の新種が発見されている。今年の春、浙江省溫州の雁蕩山で新種の「アセビ」が発見された。同じツツジ科だが、よく目にするツツジと異なり、その花序は下に垂れ下がり、花蕊を隠すように包み込んでおり、透き通った真珠のように白く、濁りがない。
アセビ(Pieris japonica)。ソース:生態(tài)環(huán)境部(?。┥锒鄻斝员Wo(hù)重大プロジェクト
統(tǒng)計(jì)によると、中國は1999年から2015年にかけて188科?686屬に屬する2923の高等植物新分類群(新たな組み合わせと新名稱を含む)を発表した。「資源を把握した後は、絶滅危懼及び危懼の狀況を含めたすべての既知の植物の生存狀況を評価し、野外調(diào)査で評価結(jié)果を検証することになる」と任主任。そして「種のスムーズな鑑定、リスト作成、希少?絶滅危懼植物の評価は大きな課題となる。これらの問題を解消するため、中國は生物多様性ビッグデータの処理能力を高め、生物多様性の情報(bào)保存及び情報(bào)の安全な共有に向け、より信頼性の高いツールを提供する必要がある。特に國內(nèi)の生物多様性の情報(bào)が複數(shù)當(dāng)局によって作られているという現(xiàn)在の問題を解消し、國家生物多様性情報(bào)センターを設(shè)立することで、國內(nèi)の知識共有の実現(xiàn)を保証し、國の政策からの支援を得るべきだ」との考えを示した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年9月10日