陝西省漢中市鎮(zhèn)巴県は最近、大雪に見(jiàn)舞われ、道路が封鎖されて、車(chē)両の通行ができなくなってしまっている。そこで、ある中年の男性教師がたくさんの野菜や食料が入った籠を背負(fù)って、雪が積もる山道を上って學(xué)校まで屆けた。そして子供たちが學(xué)校の門(mén)の前に並んで出迎えるという感動(dòng)の一幕をある保護(hù)者がスマホで記録した動(dòng)畫(huà)が話題を集めている。
その男性教師は、鎮(zhèn)巴県観音鎮(zhèn)新田壩にある分教場(chǎng)の教師である桂逢朗先生(47)だ。ただ、桂先生は、「天候が悪かったため、急遽そうしただけ。山地にある學(xué)校ではよくあることで、別に取り立てて宣伝するようなことでもない」と話す。
桂先生は、この分教場(chǎng)唯一の教師。この學(xué)校には1年生と2年生しかおらず、合わせて児童24人が1つの教室で學(xué)んでいる。
桂先生は毎日、教室でまず1年生の授業(yè)をする。その後、2年生が授業(yè)を受ける時(shí)、1年生は自習(xí)となる。
3年生以上の児童は、鎮(zhèn)にある中心小學(xué)校に通っている。農(nóng)村の教師になって20年以上という桂先生は、山地にある分教場(chǎng)や子供たちに深い思い入れがある。
新田壩の分教場(chǎng)は、観音鎮(zhèn)と10キロ以上離れた山奧にある。通常、児童24人は朝に登校して、晝食は學(xué)校で給食を食べる。給食の食材は、毎週、県が指定した配送センターが配達(dá)している。
しかし、今月27日午前、雪が2日間降り続け、雪が積もった山を上る道路が封鎖され、車(chē)両は通行できなくなってしまった。そのため、桂先生が朝早くに山を降り、配送センターが麓まで運(yùn)んできた野菜や食料を籠に入れて背負(fù)い、山の上の學(xué)校まで運(yùn)んできたというわけだ。
桂先生は雪の積もった山道3キロを歩くのに1時(shí)間以上かかったという。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年12月31日