世界経済フォーラム(WEF)の2022年年次総會が5月22日から26日にかけてスイスのダボスで開催され、中國経済が注目を集めている。中國新聞社が伝えた。
會場の內(nèi)側(cè)でも外側(cè)でも、3つのキーワードが深い印象を殘した。
キーワード1:カップリング
グローバルバリューチェーンの再構(gòu)築はデカップリングしかもたらさないだろうか。新興5ヶ國(BRICS)が運(yùn)営する新開発銀行(NDB)の総裁を務(wù)めるブラジルのマルコス?トロイホ氏は、中國経済の規(guī)模とモデル転換に話が及んだ際、こうした見方を否定するとともに、「デカップリングを見る時、カップリングも見なければならない」と強(qiáng)調(diào)した。
トロイホ氏によれば、経済のモデル転換によって、中國はもはや「低コストの國」ではなくなり、多くの技術(shù)集約型産業(yè)は世界のトップレベルだ。中國はグローバルバリュチェーンの中で付加価値を拡大し、研究開発(R&D)投資が國內(nèi)総生産(GDP)に占める割合が上昇した。このことが他國のサプライチェーン開拓とバリューチェーン高度化にチャンスをもたらしたという。
またトロイホ氏は、「グローバルバリューチェーンの再構(gòu)築に伴って、世界各地でマーケティングセンター、研究開発センター、発展センターが設(shè)立され、新たな関連分野と協(xié)力分野が誕生し、中國経済の規(guī)模とモデル転換がこのようなカップリングを可能にした」と強(qiáng)調(diào)した。
キーワード2:依存
米國のクレーンシェアーズCSIチャイナ?インターネット?ファンドの創(chuàng)業(yè)者兼最高経営責(zé)任者のジョナサン?クレーン氏は、「米國と中國はマーケット、貿(mào)易、グローバル化など多くの面で相互に依存し合っている。米國のトップレベルの実力の企業(yè)は中國でマーケットを開拓し、売上高の増加を?qū)g現(xiàn)しており、中國も米國で投資を行なう必要がある。両國は世界の1位と2位のエコノミーであり、両國間に摩擦が存在するのは正常なことだが、経済と企業(yè)の角度から見ると、米中が共にビジネスチャンスを作り出せば恩恵は非常に大きなものになる」と述べた。
キーワード3:行動
中國の気候問題擔(dān)當(dāng)の解振華事務(wù)特使と米國の気候問題擔(dān)當(dāng)のジョン?ケリー大統(tǒng)領(lǐng)特使が24日、同じ會場で対面して話し合った際、「気候変動への対応では、やはり実際に行動を取ることが必要」との見方を示した。
解氏は話し合いの中で、「中國はWEFが打ち出した『1兆本の木のイニシアチブ』に呼応して、今後10年間で700億本の木を植えることを目指す」と発表した。これによって森林の二酸化炭素(CO2)吸収を強(qiáng)化し、今ある森林資源の保護(hù)育成を強(qiáng)化することが狙いだ。また解氏は、「中國は『CO2の排出量が2030年にピークアウトし、2060年にカーボンニュートラルが実現(xiàn)するよう努力する』との約束を厳格に履行する」と述べた。
これについて、世界的格付け會社の米スタンダード?アンド?プアーズ(S&P)のグローバル副會長兼エネルギー専門家のダニエル?ヤーギン氏は、「解氏の発言には中國がエネルギーのモデル転換を推進(jìn)する決意を固めたことが示されている。現(xiàn)在、世界の太陽エネルギーの成長の50%以上が中國によるもので、世界で製造される電気自動車(EV)も半分以上が中國で作られている。ここから中國のエネルギーモデル転換が『多方面で同時進(jìn)行』すると同時に、中國がエネルギーの安全をより重視していることがわかる」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年5月26日