今年の夏は降水量が多くなっている影響で、山東省済南市にある「七十二名泉」の一つ「黒虎泉」の水位が今月14日、30メートルの大臺(tái)を突破して30.01メートルに達(dá)した。別の泉「趵突泉」の水位も負(fù)けじと前日と比べて5センチ上昇し、29.78メートルに達(dá)している。
黒虎泉の地下水の水位が今年初めて30メートルの大臺(tái)を超えた。大臺(tái)突破は実に234日ぶりのことだ。
黒虎泉を訪れると、泉の水を目にする前から、その水音が聞こえてくる。水位が30メートルを超え、泉からは勢(shì)いよく水が噴き出るようになっており、迫力満點(diǎn)の光景が広がっている。橋の下に設(shè)置された3つの神獣の口からは水が約1メートル先まで勢(shì)いよく噴き出ており、池の真ん中では白い泡が下から湧き出て、水面には波しぶきも立っている。その光景を目にした多くの市民がスマホを取り出して、寫真を撮影している。
黒虎泉は済南市の「七十二名泉」の一つで、3つの「石虎口」から噴き出す水量は最大で一日4萬(wàn)1000立方メートルと、趵突泉に次ぐ多さとなっている。
黒虎泉の地下水の水位は2004年、2005年、2010年、2021年に30メートルの大臺(tái)を突破したことがあり、最高水位はそれぞれ30.82メートル、30.16メートル、30.18メートル、30.46メートルに達(dá)した。うち、2004年は80日以上30メートル以上の水位をキープしていた。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年8月17日