「晴れた日は全身に塵埃を浴び、雨の日は足が泥だらけになる」。これは今から30年前、崑崙山の麓に位置する青海省茫崖市を行き交う人々のリアルな姿だった。一方で、自動(dòng)車(chē)の時(shí)速は30キロメートルほどしかなかった。中國(guó)新聞社が伝えた。

「茫崖」はモンゴル語(yǔ)の「おでこ」という意味で、昔からシルクロードを通る時(shí)に必ず通過(guò)する地點(diǎn)であり、甘粛省から西蔵（チベット）自治區(qū)や新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)に向かう要衝で、青海の「西の玄関口」だった。青海省の省都?西寧から最も遠(yuǎn)い場(chǎng)所だという人がいれば、「中國(guó)で最も孤獨(dú)な都市」だという人もいる。

交通の急速な発展に伴い、茫崖市の経済社會(huì)の発展も「急行車(chē)線」に入った。茫崖-油砂山叉口-茫崖石綿鉱間の道路建設(shè)プロジェクト施工現(xiàn)場(chǎng)では、工作機(jī)械があちらへこちらへと動(dòng)き回り、作業(yè)員が大型機(jī)械を動(dòng)かして忙しそうに作業(yè)を進(jìn)め、建設(shè)中の道路はまるで「巨大な竜」のようにどこまでも続いていた。

青海路橋建設(shè)股份有限公司のプロジェクトマネージャーの徐凱さんは、「當(dāng)社が擔(dān)當(dāng)するのは16本の全封鎖と10キロメートルの半封鎖で、投資総額は4億7千萬(wàn)元（約96億2903萬(wàn)円）に上り、7月中に路面の作業(yè)をすべて終わらせる予定だ。茫油石道路、格茫一級(jí)道路（格爾木-茫崖間）の建設(shè)に伴って、東部エリアと西部エリアを結(jié)び、相互に接続する茫崖市の総合的交通力が効果的に高まり、茫崖がこれから『高速交通時(shí)代』を迎えるのをサポートすることになる」と述べた。

2020年6月30日午前11時(shí)18分、格爾木から新疆?庫(kù)爾勒（コルラ）に至る鉄道の青海省區(qū)間が正式に開(kāi)通して運(yùn)行を開(kāi)始した。これにより、茫崖エリアを移動(dòng)する人々はこれまでにない旅行體験をすることになり、茫崖の人々は移動(dòng)の困難さや不便さから大いに解放され、茫崖の「電車(chē)が走らない都市の時(shí)代」にも終わりを告げた。

ここ數(shù)年、同市が総合交通網(wǎng)の発展充実を絶えず推し進(jìn)めたため、かつては道路1本しか輸送手段がなかったのが、今では道路、航空機(jī)など多様な輸送手段があり、市の內(nèi)外に通じる総合的立體型交通ネットワークがほぼ構(gòu)築され、これが青海省、新疆維吾爾自治區(qū)、甘粛省、西蔵自治區(qū)を結(jié)ぶ重要な交通ターミナルになり、また「一帯一路」（the Belt and Road）のシルクロード區(qū)間の重要な中継點(diǎn)になった。

茫崖市では道路、鉄道、航空の３つの輸送手段による総合的立體型交通輸送ネットワークが構(gòu)築され、花土溝鎮(zhèn)、冷湖鎮(zhèn)、茫崖鎮(zhèn)などのエリアと工業(yè)?鉱業(yè)、農(nóng)業(yè)?牧畜業(yè)、観光スポット?景勝地などを結(jié)ぶ重要な中継點(diǎn)とネットワーク経路輸送サービス施設(shè)が整備され、総合的立體型交通輸送サービスシステムを大まかに構(gòu)築され、輸送効率、輸送の安全、輸送の質(zhì)が保障され、この地域の経済社會(huì)の発展が力強(qiáng)く促進(jìn)された。交通が便利になり、たくさんの人が小型車(chē)を購(gòu)入するようになった今、茫崖市の人々は昔のようにどうやって外に出かけようかと思い悩むことはなくなった。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年7月22日