中國中央気象臺は今月17日午前6時の時點で、引き続き3段階で最も深刻な赤色の高溫警報を発令している。これで、赤色の高溫警報発令は6日連続、高溫警報の発令は28日連続となった。
17日は四川省の東部や重慶中?西部、湖南省中?北部、江西省中部、浙江省西部といった地域の一部エリアで、最高気溫が40度以上に達(dá)すると予想されている。今後10日間、四川盆地や江漢、江淮、江南といった地域では猛暑が続き、猛暑日數(shù)が7‐10日になると予想されている。これらの地域の最高気溫は35‐38度の予想で、局地的には40度を超える所も出てきそうだ。武漢や杭州、長沙、南昌、重慶、成都、福州といった都市でも今後7日間、猛暑日が続くことになると予想されている。特に重慶は今週、數(shù)日連続で最高気溫が42度に達(dá)する猛烈な暑さになる可能性がある。
成都市管轄下の簡陽市では、15日の最高気溫が43度に達(dá)した。気象記録が始まって以來、成都市の最高気溫記録を塗り替えたことになる。そして、あまりの暑さに、ネットユーザーの間では「こんなに暑く、雨も降らないのに、なんで人工的に雨を降らせないんだろう」という聲も高まっている。
その點について成都市気象臺は、「今回の高溫は極端現(xiàn)象で、持続期間が長く、強(qiáng)度も強(qiáng)く、體感溫度が高い。ネットユーザーの間で話題になっている人工降雨は高溫を緩和する點では一定の効果がある。しかし、いつでも人工的に雨を降らせることができるわけではない。人工降雨というのは主に適切な時に『雲(yún)を雨に変える』ものだ」と説明する。
人工降雨は、何もなくても雨を降らせることができるわけではなく、まず、水蒸気を十分に含んだ雲(yún)が必要となる。そして、人工降雨の條件を満たす雲(yún)は少なくとも2000メートルの厚さがなければならない。そして十分な水蒸気が必要であるだけでなく、十分な上昇気流も必要となる。また、適切な実施の機(jī)會があることもカギとなる。
ここ數(shù)日の気象條件を見ると、成都市のほとんどの地域には雲(yún)があまりなく、あったとしても薄く、含まれている水蒸気も少ない。雨を降らせることのできる雲(yún)がなければ、人工降雨を?qū)g施することはできない。
また、適切な実施の機(jī)會というのは、雨を降らせることのできる雲(yún)が発生した際、航空の安全を確保できる狀況でなければならないということだ。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年8月17日