(畫像提供は中國石化)
中國石油化工集団公司(中國石化)が8月16日に明らかにしたところによると、中國石化上海石油化工股份有限公司(上海石化)初のラージトウ炭素繊維生産ラインの設(shè)備設(shè)置がすべて完了し、試験生産の段階に入った。上海石化は中國で初めて、世界で4番目にラージトウ炭素繊維生産技術(shù)を確立した企業(yè)だ。
炭素繊維業(yè)界では通常、1束の炭素繊維の本數(shù)が4萬8000フィラメント(48Kと略稱)を超えるものがラージトウ炭素繊維と呼ばれる。中國の1束の本數(shù)は現(xiàn)在、基本的に1000フィラメントから1萬2000フィラメントとなっており、スモールトウと呼ばれる。48Kのラージトウの最大の優(yōu)位性は、同じ生産條件であっても炭素繊維の1本當(dāng)たりの生産能力と品質(zhì)?性能を大幅に引き上げられる上、コストを削減し炭素繊維の高価格による応用の限界を打破できることだ。
(畫像提供は中國石化)
上海石化が研究開発?試験生産するラージトウ炭素繊維は、炭素原子の含有量が95%以上の高強(qiáng)度新型繊維材料で、力學(xué)的性能が優(yōu)れており、比重は鋼の4分の1未満だが、強(qiáng)度はその7?9倍にのぼる上、耐腐食性を持ち、「新材料の王」と呼ばれ、「黒い金」とも呼ばれる。航空機(jī)部品、鉄道交通原材料、車體製造などに広く使用でき、各業(yè)界で応用の高い將來性を持つ。
炭素繊維技術(shù)は厳しい技術(shù)的ハードルがあり、これまでは日本や米國などの少數(shù)の先進(jìn)國だけが技術(shù)を持ち、確立していた。上海石化は上海石油化工研究院や上海工程公司などと共同で、上海市の力強(qiáng)い支援を受けながら、北京化工大學(xué)や復(fù)旦大學(xué)などの十?dāng)?shù)の大學(xué)、科學(xué)研究院(所)、企業(yè)と共に、企業(yè)を主體とする「産學(xué)研用(産業(yè)、大學(xué)、研究機(jī)関、ユーザー)」を結(jié)びつけた協(xié)同イノベーションの道を歩んだ。2018年に重要なブレイクスルーを達(dá)成し、48Kラージトウ炭素繊維の試作に成功するとともに、プロセスの全フローを貫いた?,F(xiàn)在、中國石化の炭素繊維技術(shù)は獨(dú)自の知的財産権を持っており、関連特許を274件取得し、165件の使用権を供與し、中國1位、世界3位となっている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年8月17日