新學(xué)期のスタートが間近に迫り、北京児童醫(yī)院精神科は受診のピークを迎え、「新學(xué)期癥候群」で受診する子どもが多いという。同科の崔永華科長(zhǎng)は、「頭痛?眩暈、腹痛?下痢、発熱などの原因がわからない子どもは、新學(xué)期が近づいてきたという心理的な問題に注意した方がいい」と警告する?!副本┤?qǐng)?bào)」が伝えた。
9歳の航航くんはここ1週間ほど発熱を繰り返し、高い時(shí)は39度を超えたというが、感染科や免疫科などで何度検査をしても、異常が見つからなかった。そこで醫(yī)師のアドバイスにより、精神科を受診することになった。
崔科長(zhǎng)は航航くんの様子を詳しく聞いた。すると、もうすぐ學(xué)校が始まるが、宿題が終わっていないこと、クラスの友だちとの関係にも悩みがあることがわかった。勉強(qiáng)と人間関係と二重のストレスにさらされて、航航くんは新學(xué)期の始まりを前に強(qiáng)い恐怖と不安を感じるようになり、発熱の繰り返しは心理的問題が引き起こした身體癥狀だと考えられた。崔科長(zhǎng)は最終的に「児童の情緒障害」と診斷し、カウンセリングを受けるようアドバイスし、抗不安薬による治療も行うことにした。
崔科長(zhǎng)は、「『新學(xué)期癥候群』は厳格な醫(yī)學(xué)用語ではなく、児童や青少年が新學(xué)期の學(xué)習(xí)や生活に対する明確な不適応を指している。具體的な表現(xiàn)としては不安、緊張、恐怖などの感情的反応、およびそれによって引き起こされる頭痛、吐き気、下痢、発熱などの身體癥狀がある」と説明する。
また崔科長(zhǎng)は、「『新學(xué)期癥候群』に直面した場(chǎng)合、親は気持ちを落ち著けて、子どもが活動(dòng)と休息を規(guī)則的に行い、徐々に學(xué)校のリズムに戻るようサポートする必要がある。また家庭內(nèi)の人間関係がうまくいっていることも、子どもの心身の成長(zhǎng)にとって非常に重要なことだ」とアドバイスする。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年8月27日