実験モジュール「夢天」とキャリアロケット「長征5號B遙4」のコンビネーションが25日、文昌航天発射場に運ばれ、近日中にタイミングを見計らって打ち上げられる。
「長征5號B」は中國の新世代大型キャリアロケットの一員で、主に中國宇宙ステーションの建設など大型?低軌道ペイロードの打ち上げの需要を満たすために開発された。
航天科技集団第一研究院長征5號Bキャリアロケットサブチーフデザイナーの劉秉氏によると、このトン數の大きなペイロードを軌道に投入する需要を満たすため、「長征5號B」は低溫ロケットの計算通りの正確な打ち上げ、大推進力直接軌道投入、大直徑モジュール?ロケット分離、さらに20.5メートルカウリングの重要技術の確立に取り組んだ。こうした重要技術の確立により、中國の低軌道輸送能力を25トンにするという進展を達成した。
25トンの低軌道輸送能力は宇宙ステーションモジュールの打ち上げの需要を満たせる。「長征5號B」は現時點ですでに宇宙ステーションのコアモジュール「天和」と実験モジュール「問天」の打ち上げ任務を順調に遂行した。今回の「夢天」の打ち上げ任務は、長征5號Bが行う3回目の宇宙ステーションモジュールの打ち上げとなる。
「長征5號B」は安全で信頼性と作業(yè)能力が高いだけでなく、異なる「乗客」向けに「客室」をオーダーメイドできる??茖W研究者は今回の夢天打ち上げ任務で、「夢天」の形狀と重量に基づき、「長征5號B遙4」に対してオーダーメイドデザインを行った。
オーダーメイドデザインにより、ロケットはより良く宇宙船とマッチングできる。宇宙船は限りある空間內により多くのペイロードを搭載することにより、能力の最大化を実現する。中國の近地球軌道の主力ロケットとしての「長征5號B」はさらに複數回の打ち上げを行い、より多くのプラットフォームとコンビネーションを組み、より多くの特別任務を遂行する。
劉氏は、「『長征5號B』は今後さらに中國の大型スカイサーベイ宇宙望遠鏡の打ち上げ任務を遂行し、中國の將來の宇宙探査におけるより深いレベルの需要を満たす。特に『長征5號B』は遠征シリーズ上段とコンビネーションを形成し、中國の複數の衛(wèi)星打ち上げによるネットワーク構築の需要を実現する」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年10月26日