Z世代が就職の問題に直面して行なう選択は、もしかしたら多くの人にとって予想外のものかもしれない。Z世代の就職に対する考え方は、彼らの祖父母の世代によく似ており、安定した仕事を求める傾向が強い。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
中國の有名大學(xué)の吉林大學(xué)で22日、2023年卒業(yè)生向けの秋季就職雙方向マッチングイベントが行なわれ、全國各地から有名企業(yè)256社が人材の募集に集まった。
同大の大學(xué)院生の金秀整さん(25)は、「同級生の多くは公務(wù)員試験の準(zhǔn)備中だ。新型コロナウイルス感染癥で將來の計畫が狂った人がたくさんいて、みんな最初は仕事に対していろんな理想を抱いていたけれど、今はなんと言っても安定を求めている」と話した。
金さんは、「普段話をする同級生たちは、高い賃金や手厚い福利厚生をそれほど重視しておらず、それよりも安定性と長期的な発展をより重視している。自分は公務(wù)員受験の予定はないが、國有企業(yè)か中央企業(yè)(中央政府直屬の國有企業(yè))で働きたいと考えている」と率直に述べた。
吉林大學(xué)學(xué)生就職起業(yè)指導(dǎo)?サービスセンターの馮彥傑副センター長は、「ここ數(shù)年、當(dāng)大學(xué)では『就職しないで大學(xué)院進學(xué)を検討』を選ぶ學(xué)部卒業(yè)生が年々増加しており、『スロー就職(しばらく就職を先送りにすること)』が新たな流れになっている。良い就職先がなければ、卒業(yè)生は引き続き研鑽を重ね、タイミングを待つことを選ぶ。ここには一種の安定を求める心情が表れている」と指摘した。
大學(xué)生の就職における安定志向の上昇は、故郷に戻って働きたいという意欲の上昇にも表れている。馮さんは、「ここ數(shù)年、吉林省にとどまって働く卒業(yè)生が明らかに増加した。これはもちろん政府の人材政策の効果によるものだが、卒業(yè)生の『安定志向』のキャリアプランが重要な役割を果たしていることも否定できない」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年11月23日