青海省は黃河、長江、瀾滄江(メコン川の上流)の源流で、「中國の給水塔」「川の源流」と呼ばれている。第36回「中國水ウィーク」の開催中に青海省水文水資源測定?報(bào)告センターを取材したところ、「中國の給水塔」としての青海省から流出する水量は複數(shù)年の平均で増加傾向を示しており、同時(shí)に水源涵養(yǎng)能力が向上している。中央テレビニュースが伝えた。
青海省水文水資源測定?報(bào)告センター長の李其江氏は、「青海省の水資源の総量は複數(shù)年の平均で629億3000萬立方メートル。モニタリングデータによると、モニタリング記録が始まってから、青海省から流出する水量は、複數(shù)年の平均で増加傾向を示している。1956-2000年に青海省から流出した水量は複數(shù)年の平均で596億立方メートル。2001-21年は複數(shù)年の平均で660億1600萬立方メートル。一方で、2005-21年は複數(shù)年の平均で686億800萬立方メートル」と説明した。
一連の水文要素のモニタリングデータは、一つは各流域の水量の年內(nèi)の分配が均衡化に向かっていること、もう一つは各流域の渇水期の流出量が通年の流出量に占める割合が増加傾向にあること、を反映している。青海省は乾燥地域に屬し、降水は6-9月に集中し、降水は主に夏に発生する。以前は河川流出量の年內(nèi)の分配が極めて不均衡だったが、現(xiàn)在は均衡化する傾向を示している。
上述した2つの指標(biāo)の傾向的変化は、流域の降水が土壌に浸透することにより、帯水層の水が増加した後、緩やかに放出されることを反映している。これは、流域の貯水能力と水量調(diào)節(jié)の能力が向上していることを反映しており、流域の生態(tài)環(huán)境が改善されており、「中國の給水塔」の水源涵養(yǎng)能力が向上していることを物語っている。中國が近年、川の源頭部で実施した一連の生態(tài)保護(hù)?建設(shè)プロジェクトの成果が充分に示されている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年3月29日