濕地は地球の表面積の6%を占めるが、世界の3分の1以上の土壌有機(jī)炭素を貯留している。濕地植物は光合成により大気中の二酸化炭素を有機(jī)炭素に変え、濕地の土壌に蓄積する。また濕地の嫌気性環(huán)境により有機(jī)炭素の分解が遅くなるため、濕地は炭素蓄積のペースが最も速い自然生態(tài)系となっている。地球溫暖化が濕地生態(tài)系の構(gòu)造と機(jī)能を大きく変えていることを示す証拠が増え続けているが、この影響はどの程度のものなのだろうか。中國(guó)科學(xué)院大気物理研究所の科學(xué)研究者による最新の研究は、その定量の根拠を示した。世界の気溫が1.5-2℃上昇すれば、濕地の溫室効果ガスの吸収機(jī)能が半分以上(約57%)低下するという。光明日?qǐng)?bào)が伝えた。
同研究は、中國(guó)科學(xué)院大気物理研究所東アジア地域気候?環(huán)境重點(diǎn)実験室の包韜博士研究員、協(xié)力指導(dǎo)教員の賈根鎖研究員、徐希燕研究員が協(xié)力して行ったものだ。論文は今月21日に國(guó)際的な學(xué)術(shù)誌「Nature Climate Change」に掲載された。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年3月23日