何重もの圧力にさらされながら、中國の対外貿(mào)易は再びその「強(qiáng)靱な実力」を示すようになった。稅関総署がこのほど発表したデータによると、2023年第1四半期(1-3月)には中國の物品貿(mào)易輸出入総額が9兆8900億元(1元は約19.5円)に上り、累計成長率は1-2月の前年同期比0.8%減から1-3月は同4.8%増とプラスに転換し、月ごとの成長率は1月は同7%減、2月は同8%増、3月は同15.5%増と徐々に上昇した。対外貿(mào)易の輸出入は安定した一年のスタートを切り、月ごとに好転した。新華社が伝えた。
1-3月期の輸出入をそれぞれ見ると、輸出は同8.4%増の5兆6500億元、輸入は同0.2%増の4兆2400億元だった。稅関総署統(tǒng)計分析司(局)の呂大良司長(局長)は、「全體として見ると、第1四半期の中國の対外貿(mào)易の輸出入は強(qiáng)靱性を示し、安定して好転するスタートとなり、通年の対外貿(mào)易の安定促進(jìn)と質(zhì)向上に向けた基礎(chǔ)を打ち立てた」との見方を示した。
貿(mào)易パートナーを見ると、同期にはASEANが中國の1番目の貿(mào)易パートナーの地位をキープし、輸出入総額は同16.1%増の1兆5600億元となり、中國の輸出入総額の15.8%占めた。また中國と歐州連合(EU)との輸出入額は1兆3400億元、米國との輸出入額は1兆1100億元、日本との輸出入額は5464億1千萬元、韓國との輸出入額は5284億6千萬元となり、合わせて中國の輸出入総額の35.6%を占めた。
対外貿(mào)易の主體を見ると、數(shù)が安定的に増加した。同期には中國の輸出入実績がある対外貿(mào)易企業(yè)は同5.9%増の45萬7千社に上った。そのうち民間企業(yè)の輸出入額が14.4%増加し、中國輸出入総額の52.4%を占めた。
貿(mào)易方式を見ると、同期には一般貿(mào)易の輸出入額が同7.9%増加して、中國の輸出入総額の65.3%を占め、割合は同1.9ポイント上昇した。加工貿(mào)易の輸出入額は1兆7900億元で、中國の輸出入総額の18.1%を占めた。
データによれば、対外貿(mào)易は新たな原動力が絶えず育成され大きく発展している。同期には新たな中國の輸出トップ3とされる電気自動車、リチウム電池、太陽電池の輸出額が同66.9%増加し、同増加額は1千億元を超えて、輸出全體の成長率を2ポイント引き上げた。また貿(mào)易多様化の面では、中國と「一帯一路」(the Belt and Road)沿線國との輸出入額が同16.8%増加して、中國の輸出入総額の34.6%を占め、割合は同3.5ポイント上昇した。地域的な包括的経済連攜(RCEP)の中國以外の加盟國との輸出入額は同7.3%増加した。
呂司長は、「現(xiàn)在、中國の対外貿(mào)易の発展で直面する最も大きな制約要因は外需の弱まりだ。同時に、保護(hù)主義や地政學(xué)的リスクなどもグローバル経済の不安定性、不確実性、予測困難をさらに拡大している。外部の情勢が厳しく複雑だが、総合的に判斷すると、中國経済は強(qiáng)靱性とポテンシャルが高く、活力が十分にあり、長期的に好転するとのファンダメンタルズには変化がない。中國経済の運(yùn)営が持続的に全體的に好転するのにともなって、対外貿(mào)易の好転情勢はさらに長く続くものと確信する」と述べた。
(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年4月18日