スマート物流エコプラットフォームの満幇集団はこのほど、自社の貨物輸送データに基づいて中國のコーヒー産業(yè)の「新一線都市番付」を発表した。
増加し続ける輸送ニーズ
最近の數(shù)年間、コーヒー産業(yè)は大きく上昇してきた。満幇のデータでは、2022年のコーヒー輸送量は10月と12月にピークを迎え、特に12月は前月比30%以上増加した。23年3月には、都市部のオフィスビルで企業(yè)活動(dòng)が再開されたのにともなって、コーヒー輸送量も急速に回復(fù)した。
コーヒー産業(yè)の「新一線都市番付」が発表
満幇のデータでは、蘇州には過去1年間に9萬トン近いコーヒーが運(yùn)ばれ、引取量のランキングでトップに立った。これは蘇州がコーヒー豆の深加工分野で事業(yè)を展開していることと密接な関係がある。數(shù)多くのコーヒーの有名ブランドが焙煎拠點(diǎn)を蘇州に設(shè)立したと同時(shí)に、コーヒー+昆曲(古典劇)、コーヒー+書店など、業(yè)界の枠を超えたコラボ消費(fèi)が蘇州で臺(tái)頭した。大まかな統(tǒng)計(jì)によれば、蘇州の都市部には現(xiàn)在、カフェやコーヒーショップが1600ヶ所以上あり、従業(yè)員は1萬人を超えるという。
番付2位の昆明は「中國のコーヒーの都」である普洱(プーアル)の「お隣さん」で、雲(yún)南コーヒー豆の輸出経由地だ。毎年、普洱のコーヒーが切れ目なく昆明経由で海外市場へ運(yùn)ばれている。
成都では、スナック文化から「晝間はコーヒー、夜はアルコール」の消費(fèi)モデルが生まれている。広州では、腸粉(米粉のクレープ)にコーヒーシロップをかけたものからオリジナリティあふれるコーヒーの現(xiàn)地化融合の様子をうかがうことができる。
全體として言えるのは、一線都市が引き続きコーヒー輸送の主要な目的地だが、これと同時(shí)に、コーヒー産業(yè)チェーンに牽引されて、それに関連する都市のコーヒー輸送における「地位」も軽視できなくなったということだ。
コーヒーはもう大都市だけのものではなくなった?
ここ數(shù)年の中國経済の発展にともない、多くの二線都市?三線都市の消費(fèi)者も徐々にコーヒーを好きなだけ楽しめるようになった。公開されたデータを見ると、2021-22年の三線都市のカフェ店舗數(shù)の成長率が19%と最も高かった。満幇のデータでは、過去1年間近くのコーヒー引取量番付の上位10都市のうち、一線都市は深センだけで、他には鄭州、仏山、楽山などの都市が並んだ。
輸送ルートを見ると、普洱のコーヒー輸出ルート「普洱-昆明」がコーヒー人気輸送ルートで1位になり、2位のルートの15倍に達(dá)した。
山東省をはじめとする華東地域は中國のコーヒー加工メーカーの集積分布エリアで、海外から輸入されたコーヒー豆は同省青島を経由して煙臺(tái)で加工された後、大消費(fèi)都市に運(yùn)ばれるという。
誰もが好きな雲(yún)南コーヒー
雲(yún)南省はアラビカ種コーヒー豆の「栽培ゴールデンエリア」だ。
遙か遠(yuǎn)い距離も、雲(yún)南コーヒーに対する消費(fèi)者の愛を冷ますことはない。満幇の貨物輸送受注データを見ると、最も遠(yuǎn)距離のコーヒー輸送は雲(yún)南省普洱市から新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)昆玉市へのもので、はるばる7000キロメートル以上に達(dá)したという。
(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年5月24日