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2014年2月26日  
 

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日本食文化の考察-食べ物から愛國心を育てる日本人 (2)

中國メディアが見る日本

 2014年02月26日10:33
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 「日本人論」的な色合いを帯びたあらゆる話題の中で、民族性と最も密接な関連を持つのが日本の食文化の広告だ。日本のテレビ媒體が扱う話題の中で、食文化は圧倒的な割合を占めている。テレビ?xùn)|京を例に挙げると、都內(nèi)の人気レストランを紹介したり、各スタイルの料理教室のプロモーションを行ったりと、まるでグルメチャンネルのようである。食べることにおいて、日本人はお米や故郷を思い浮かべる「國産」食品に対して格別な思いを抱いているほか、四季の移り変わりと季節(jié)料理に対するこだわりもまた一種の日本獨特の現(xiàn)象だと見ている。

 このほか、日本の食品広告の中でいたるところに見られる現(xiàn)象として、本來は民族や國家とは全く関係がないはずの商品に、たびたび民族性の色合いが含まれていることが挙げられる。1999年、キリンビールはある夏向け清涼飲料水を発売した。この飲料水の商品はスポーツとはまったく関係ないにもかかわらず、商品名の上には、「日本は負(fù)けない」というキャッチコピーが記載されていた。同時期に別の飲料水メーカーが発売したオレンジジュースの広告コピーには、「オレンジジュースを飲めば、日本の活力を感じられる!」だった。このような民族性と無理やり関連付けるやり方は、ソフトドリンクの広告のほかにも、舶來ものである西歐の洋酒でも行われている。これも、1999年のことだが、サントリーが発売したウィスキー「HIBIKI(響)」のグラビア広告で、畳の間に和服を著て正座している旅館の女將の右側(cè)のスペースに、「どうぞごゆっくり」と書かれたコピーが印刷されている。このような伝統(tǒng)的な日本旅館や接客の仕方でも、すでに民族性は十二分に強調(diào)されているが、背景の小さな文字で綴られた、「この國の最高の幸せ」というコピーがより明確にそれを伝えていた。

 「日本人と日本の味」というネット上の伝言板では、日本の味覚に対し深い知識を持つ人が、「日本人の味覚の特徴」5種類について書き込みをしていた?!感沥ぁ?、「甘い」、「酸っぱい」、「苦い」のほかに、5つめの味覚として「旨味」を挙げ、もし無理やり翻訳するとすれば、「美食に対する感知能力」として、「民族の深層心理にある願望によって生まれた味覚」と稱する、と説明していた。また、味覚と食生活において、日本人の特殊性を強調(diào)する言論は大衆(zhòng)やマスコミなどで大いにもてはやされているものだ。2001年5月、フジテレビで放送されたうどんに関する番組では、あるゲストが、「その土地で生まれた穀類に対する味覚は日本人のDNAの中に深く刻み込まれている」と語っていた。このような心の中の原風(fēng)景が色濃く現(xiàn)われた観點のほかにも、科學(xué)的に思える説明もされていた。それによると、「國土が狹く、四方をすべて海に囲まれた日本では、比較的容易に新鮮な食物を食べることができた。しかし、中國や歐州の大多數(shù)の人は內(nèi)陸に居住しているため、新鮮な食材を食べることができず、そのため油を使って、濃い目の味をつけて食べた」のだという。

 ここから見て明らかなのは、日本の食品広告や食文化の話題の中では、食べ物を通して各民族の特性や文化的特徴、國家アイデンティティの3つが有機的に結(jié)びついていることだ。それと同時に、日本の食文化の特殊性を強調(diào)することで、自我と他者および伝統(tǒng)と現(xiàn)代の二元対立をもたらしている。それは、西洋化、グローバル化、機械化の冷たい現(xiàn)代と日本の郷土的、ノスタルジックな過去との二元対立でもある。おぼろげな母親の顔や體験したことがない幼年時代など、理想的な故郷を作り上げることで、ある種の現(xiàn)代性と相反する民族?文化的アイデンティティがここから形成されている。(編集MZ)

 「人民網(wǎng)日本語版」2013年2月26日

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