2013年、微博(ウェイボー)のネット流行語トップ10に入った「自分からわざわざ面倒を持ち込む」という意味の「不作死就不會(huì)死」がこのほど、米オンライン俗語辭典「Urban Dictionary」に盛り込まれた。その英訳は「no zuo no die」で、「作」の中國語の発音「zuo」がそのまま音訳されていることに、多くのネットユーザーらが注目している。同辭典には、通常の辭典には載せられていない多くの英語の俗語が収められており、「できるなら、あなたがすれば」という意味の中國語「你行你上啊」を英訳した「you can you up」やその後に続く「そうでないなら、口をはさむな」という意味の中國語「不行就別亂噴」を英訳した「no can no BB」も収められている。 新快報(bào)が報(bào)じた。
中國語の発音をそのまま採用した英語単語が増加
筆者が実際に、Urban Dictionaryで「no zuo no die」と入力すると、噂の通り出てきた。アップされたのは今年1月15日だった。また、「This phrase is of Chinglish origin(中國語式の英語)」と解説されていた。過去3カ月の間に、「no zuo no die」には1600以上の「いいね!」が寄せられていた。
中國のネット上で昨年流行し、さまざまなネット流行語にもランク入りしたこの言葉は、「機(jī)動(dòng)戦士Zガンダム」に出てくる「出てこなければ、やられなかったのに」という臺(tái)詞に由來しているとの説もあるが、「作死」の「作」の発音「zuō」は中國北部の方言で、標(biāo)準(zhǔn)語に直すと「找死(わざと死ににいく)」になるとの説もある。
ネットユーザーらは、「不作死就不會(huì)死」を「不作不死」と略し、現(xiàn)在ではそれが「no zuo no die」と英語にまで訳され、海外の辭典にまで盛り込まれるようになった。
そのほか、素晴らしいを意味する中國語の「給力」が「gelivable」、 黒山のような人だかりを意味する「人山人?!工竝eople mountain people sea」、「久しぶり」を意味する「好久不見」が「long time no see」と英語に訳され、同辭典に盛り込まれている。
以前の「中國式英語」は、「人山人海」や「好久不見」のように、並びも変えずに中國語の意味をそのまま英語に直訳することが多かった。しかし現(xiàn)在では、今回の「zuo」や、金遣いが荒く品のない金持ちを意味する「土豪」を英語化した「Tuhao」のように、中國語の発音をそのまま用いる?yún)g語が増加している。
「分かる英語が増えた」と感じ、「世界は中國語と英語。そして結(jié)局はローマ字読みが重要」と思う中國の學(xué)生が増加しているのはこれらが理由だろう。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年4月18日
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