2011年3月11日に発生した東日本大震災をきっかけに、日本の不動産業(yè)界は低迷し、昨年になってやっと回復の兆しを見せ始めた。特に、今年の4月から消費稅が5%から8%に引き上げとなるため、昨年末から不動産の駆け込み需要が発生している。今年1月、日本のマンション販売量は昨年同期比6.1%増となったとの情報もある。筆者はこのほど、日本の新築マンションを取材し、営業(yè)マンの卓越した販売術に、新鮮味を感じることができた。環(huán)球時報が報じた。
日本のマイホーム購入予定者はまず、インターネットで不動産會社が提供している不動産情報を収集する。不動産を宣伝しているサイトはどれも美しくデザインされ、不動産だけでなく、周辺の環(huán)境も一目瞭然だ。日本のマンションの営業(yè)マンは、まず不動産の內部構造や設備を重點的に紹介する。日本では、販売される時點で既に內裝が完了しており、すぐに引っ越せる狀態(tài)になっている。次にカギとなるのは不動産の立地條件。付近に學校や病院、スパー、図書館などがあるか、自然環(huán)境はどうかなどだ。また、駅からの距離など、交通の便も大きなポイントだ。筆者が不動産サイトで関連の情報を入力すると、不動産會社からすぐにマンションの資料が屆いた。各不動産會社が製作、デザインしている広告や販売サイトはどれも魅力的だ。
筆者はサイト上で、建設中のマンションを見付け、電話でモデルルームの見學を予約した。日本の不動産會社の多くは水曜日が定休日で、サラリーマンが見學しやすいようにと週末は通常営業(yè)している。見學に訪れると、お茶を汲んでくれるなど、VIP待遇で迎えてくれる。部屋の構造や機能、価格以外に、宣伝用の7-8分の動畫も見せてくれる。マンションのメリットを中心に紹介する動畫は通常、専用の個室で放映され、內容は非常に凝っている。動畫を見終わると、次はモデルルームの見學。営業(yè)マンが部屋の間取りの良さや入居後の便利な點、さらにキッチンやバスルームに使われているのはどこのメーカーの新製品かなどを詳しく説明してくれる。日本ではマンションの営業(yè)マンになるために、まず宅地建物取引主任者資格試験に合格しなければならない。そのため、同業(yè)界では従業(yè)員の出入りがそれほど激しくなく、従事者の多くが30-40歳のさわやかな男性だ。
中國と違い、日本は地震多発國であるため、マンションの営業(yè)マンは必ず、マンションの基礎の狀況を説明してくれる。建設中のマンションであれば、営業(yè)マンが顧客を建設現(xiàn)場にまで連れて行ってくれる。また、初めてマンションを見學しにきた人に、不動産會社は1000-3000円の商品券をプレゼントする。金額は小さいが、これも「気持ち」の問題だ。
中國では、一度モデルルームの見學に行くと、営業(yè)マンから何度も電話がかかり、煩わしいと感じる人も多いが、筆者が日本で見學した後は、見學後の感想を聞く電話が1度かかってくるだけだった。しかし、電話をかけないからといって、あきらめたというわけではない。不動會社からは毎週、「今月見學に來ると、お米や電器製品が當たる抽選に參加できます」や「3月末までにマンションの契約をした場合、30萬円割引に加えて、クーラーをプレゼント」といった內容の広告が送られてきた。日本のマンション営業(yè)マンのこれらの営業(yè)方法は、中國の同業(yè)界にとっても參考の価値がある。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年3月13日
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