中國共産黨の上海市委員會常務委員と統(tǒng)一戦線工作部部長を務める上海海外聯(lián)誼會の沙海林會長は24日、上海市で行われた第7回上海香港大都市発展シンポジウムの席で、「上海の発展は香港の數(shù)々の成功體験を參考にしている。特に2003年に上海香港経済貿(mào)易協(xié)力メカニズムが構(gòu)築されて以來、両地域の協(xié)力は新たな段階に入った」と述べた。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

　今回のシンポジウムのテーマは「世界経済の新たな挑戦と上海?香港協(xié)力の新たなチャンス」。両地域の業(yè)界団體のリーダー、有名企業(yè)のトップ、関連分野の學術(shù)専門家など約200人が出席した。

　沙會長は、両地域が引き続き手を攜えて努力し、両地域の政府の力強い後押しの下、社會各界の積極的な參加を受けて、新たな協(xié)力をともに推進し、上海自由貿(mào)易試験區(qū)の建設、経済貿(mào)易、文化、教育、科學技術(shù)などの分野で広範囲に実務的かつ効率の高い協(xié)力を展開することを願うと述べた。

　會議に出席した香港貿(mào)易発展局の関家明総監(jiān)によると、2008年の金融危機が引き起こしたグローバル化に逆行する流れと世界経済秩序の大再編が、第二次世界大戦後の國際貿(mào)易システムにとって大きな課題となり、中國経済の持続的発展にも脅威となった。國際貿(mào)易の新たな情勢の下、上海?香港の協(xié)力は上海自由貿(mào)易試験區(qū)の模索と発展にプラスになるだけでなく、開放によって改革を促し、大陸部と香港地區(qū)の経済のモデル転換?バージョンアップを推進し、世界経済の新秩序形成の過程において中國が自由貿(mào)易國としての地位を強化するのをより助けるものにもなるという。

　中國の各地でみられる「自由貿(mào)易ブーム」について、関総監(jiān)は次のように述べた。全體としてみると、中國が自由貿(mào)易區(qū)を認可するのもよいし、ほかの面での改革開放を進めるのもよい。経済のモデル転換で向上を遂げ、グローバル経済との融合でさらに前に進めるのであれば、それは香港にとっても大陸部にとってもよいことだ。こうした過程で、「実際には香港の參與はまだ不十分」であり、「香港は大陸部とより多く交流し、改革のプロセスにより多く參與することができる」。

　関総監(jiān)は上海と香港の間に存在する競爭について、競爭には勝ちもあれば負けもあるのは當然のことだとし、負ける原因は競爭力の不足で、香港と上海にとってみれば、競爭は出來る限り歓迎するべきだ。重要なことは競爭を利用していかに自身の実力を高めるかだ、との見方を示した。

　関総監(jiān)の見方に上海の政府関係者も呼応した。上海市委員會の尚玉英主任は來賓と交流して、上海?香港協(xié)力の新たなチャンスについての理解と分析を共有した際、「上海は長期にわたり香港の経験から學んできた。上海と香港との関係は協(xié)力?相互利益の関係だ」と述べた。（編集KS）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年3月26日