12歳の少女茜茜（仮名）さんは、この一年あまり、髪の毛が不思議なほど減少すると同時(shí)に物を食べなくなり、身體が日増しにやせ細(xì)っていった。心配した家族が茜茜さんを病院に連れて行って検査を行ったところ、茜茜さんの胃の中に大量の異物があることが明らかになった。茜茜さんは11日、河南科技大學(xué)第一付屬病院で手術(shù)を受けたが、執(zhí)刀醫(yī)が胃を開けたところ、驚きのあまり聲を上げた。「胃の中にあるのは、すべて髪の毛だ」。

　河南科技大學(xué)第一付屬病院の胃腸腫瘍外科副主任、陳曄醫(yī)師によると、髪の毛を食べる病人というのは、めったにないケースだが、これらの癥狀は実際にあり、醫(yī)學(xué)的に「異食癥」と呼ばれるという。陳曄醫(yī)師は、「現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では、こういった癥狀が具體的に何によって起こるのかはわかっていない」と語(yǔ)る。おそらく體內(nèi)のある種の微量の元素が欠けていることや、腸に寄生蟲が発生したことによって起こる栄養(yǎng)成分のアンバランス、あるいは、子供の心理的なストレスなどが関わっている可能性があると考えられている。さらに、「異食癥」の癥狀もそれぞれ異なり、食べ物以外の特定の物、例えば、紙くずや、石炭の燃え殻、石ころなどを好んで食べる場(chǎng)合もある。また、通常拒食癥や倦怠感、顔色が悪いなどの栄養(yǎng)不足の癥狀を伴うという。（編集MZ）

　「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2013年1月14日