上海市教育委員會(huì)は7日、「2015年上海市一般大學(xué)春季入學(xué)試験の學(xué)生募集試行方案」を発表した。同方案によると、受験生は志望校を2校、各校3つの専攻を記入することができる。上海市教育委員會(huì)新聞弁公室によると、2015年春季全國統(tǒng)一大學(xué)入試試験（以下春季大學(xué)入試）では、受験生は2校同時(shí)に志望を出すことができるモデルを試行し、「受験生は出願(yuàn)した2校に同時(shí)に合格することが可能で、規(guī)定の時(shí)間內(nèi)にどちらか1校で入學(xué)手続きをしなければならない。これが従來の平行出願(yuàn)モデルとの違い」だという。中國青年報(bào)が伝えた。

今年上海は全國大學(xué)入試試験改革の試行拠點(diǎn)省市に制定され、2015年春に改革の幕を開ける。上海理工大學(xué)、上海海事大學(xué)、華東政法大學(xué)など、復(fù)旦大學(xué)と上海交通大學(xué)を除く上海市內(nèi)の大學(xué)22校が春季學(xué)生募集に參加し、1640人の募集を計(jì)畫している。春季大學(xué)入試の學(xué)生募集方法は夏季大學(xué)入試と大きな違いがある。春季の場合、成績は主に「統(tǒng)一文化試験＋各校の自主試験」で決まり、そのうち國語、數(shù)學(xué)、外國語の3科目の成績は400點(diǎn)、大學(xué)の自主試験は200點(diǎn)となっている。上海の春季大學(xué)入試は外國の大學(xué)入試制度に最も近い入試モデルで、學(xué)生募集において大學(xué)に大きな自主募集権を與え、學(xué)生にもより多くの選択肢を提供する。

しかし、こうした「1回の試験で人生が決まってしまう狀況」を変えるための入試制度にも多くの課題に直面していることは明らか。上海は現(xiàn)在殘された唯一の春季大學(xué)入験試行拠點(diǎn)地區(qū)となっている。

春季大學(xué)入験は2000年の試行開始以來、北京、上海、安徽省、內(nèi)蒙古自治區(qū)の4つの省（區(qū)、市）が前後して參加したが、他の3地域は次々と春季大學(xué)入験を取りやめたため、上海は春季大學(xué)入験最後の拠點(diǎn)となった。來年、上海の春季大學(xué)入験に參加する大學(xué)は22校に増え、募集者數(shù)も2008年に1千人を割り込んで以來初となる1千人超えまで増加している。上海市教育委員會(huì)の擔(dān)當(dāng)者は、「上海は周りの流れに迎合して春季大學(xué)入験を取り消すことはない。この進(jìn)學(xué)ルートがより多くの受験生に自分が志望する大學(xué)で學(xué)ぶ機(jī)會(huì)を與えることは確かだ」と語る。（編集YH）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年11月8日