アジア太平洋経済協(xié)力會議(APEC)の第22回非公式首脳會議が秋の北京?雁棲湖畔で開幕する。今回の會議はアジア太平洋協(xié)力に何をもたらすのか?世界は首を長くして待っている。(文:陶略?國際問題ウォッチャー。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載)
アジア太平洋協(xié)力は現(xiàn)在、「百花斉放」の様相を呈している。APECプラス1、APECプラス3など多數(shù)の協(xié)力枠組みがアジア太平洋地域協(xié)力ネットワークを構(gòu)成し、域內(nèi)包括的経済連攜(RCEP)、環(huán)太平洋戦略的経済連攜協(xié)定(TPP)など自由貿(mào)易交渉も進(jìn)行中だ。だがこうした自由貿(mào)易協(xié)定はルールや標(biāo)準(zhǔn)が異なり、重複部分もあり、ボウルの中のスパゲティ1本1本が絡(luò)み合うように、複雑で解きがたい「スパゲティ?ボウル現(xiàn)象」をもたらし、アジア太平洋の自由貿(mào)易構(gòu)造を重複化、破片化の危険にさらしている。
アジア太平洋地域で最高レベル、最大規(guī)模、そして最も広範(fàn)な影響力を持つ経済協(xié)力枠組みであるAPECは過去25年間、アジア太平洋の経済構(gòu)造に重大な影響を與えてきた。2006年にAPECはアジア太平洋自由貿(mào)易圏(FTAAP)の関連構(gòu)想を初めて打ち出した。2010年の首脳宣言「橫浜ビジョン」は、FTAAPの「インキュベーター」としてAPECがリーダーシップを提供することを明記した。
今回のAPEC北京會議はついにビジョンを行動に移し、アジア太平洋地域の統(tǒng)合水準(zhǔn)の引き上げという積極的なシグナルを発し、アジア太平洋協(xié)力の「スパゲティ?ボウル現(xiàn)象」を解決するための「北京プラン」――FTAAPプロセスの始動を打ち出す。
アジア太平洋地域の現(xiàn)有の自由貿(mào)易協(xié)定と比べ、FTAAPはより均衡的な制度設(shè)計であり、代表性、開放性、包括性の高さを特徴とする。
アジア太平洋が世界で最も発展の活力と潛在力を備える地域であることは一致して認(rèn)められている。地域の全てのエコノミーをカバーする自由貿(mào)易協(xié)定はまだない。二國間や小規(guī)模な多國間の自由貿(mào)易協(xié)定は柔軟性と的確性には優(yōu)れるが、地域全體の発展にとっては恐らく「小さな馬が大きな荷車を引く」に過ぎない。FTAAPの構(gòu)築は、地域の様々な二國間?多國間協(xié)力體制の整理統(tǒng)合を進(jìn)め、各種の自由貿(mào)易協(xié)定を相互融合、相互促進(jìn)させるうえでプラスだ。
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