アジア太平洋経済協(xié)力(APEC)の第22回非公式首脳會議が北京で開催される。中國がAPEC會議の開催國となるのは13年ぶり。
會議のテーマは「アジア太平洋協(xié)力を通じた未來の形成」。中國の王毅外相は、アジア太平洋地域の自由貿(mào)易プロセスの始動など3分野での新たな進展に期待を示している。アジア太平洋地域の開放型経済への歩みを進め、APECの発展の未來を描き出し、アジア太平洋の長期発展に大きな影響をもたらす會議となりそうだ。
ポイント(1)自由貿(mào)易圏推進の重要な一歩
北京APECの最大の見どころの一つが、アジア太平洋地域の自由貿(mào)易圏に向けたロードマップの発表だ。
アジア太平洋自由貿(mào)易圏は2006年のハノイAPECで提出された概念だが、その後、実質(zhì)的な進展は遂げられていない。アジア太平洋地域には、二者間?多者間の経済協(xié)力體制が次々と生まれており、アジア太平洋地域をカバーする自由貿(mào)易圏にとっては一定の土臺となると見られている。
中國社會科學(xué)院アジア太平洋研究所の李向陽所長によると、アジア太平洋の自由貿(mào)易プロセスが今會議で始動されれば、アジア太平洋地域の経済協(xié)力の推進を通じて、アジア太平洋地域の様々な多者間の自由貿(mào)易體制を統(tǒng)合し、地域一體化における分散や重複という局面を転換するものとなる。
中國社會科學(xué)院學(xué)部委員の張?zhí)N嶺氏によると、APECの基本的な働きは開放の推進にあり、アジア太平洋地域の発展の貴重な経験も地域の開放にある。アジア太平洋地域は統(tǒng)合と開放のプロセスを進めるための強力なパワーを必要としており、「実質(zhì)的な共通認識を達成するには今回の北京會議が重要な契機となり得る」。
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