中日関係が膠著狀態(tài)に陥っている現(xiàn)在、4日付産経新聞は「空自創(chuàng)設(shè)60年行事 中國空軍が招待無視」と不満を表明した。記事によると、日本航空自衛(wèi)隊(duì)は10月26日の行事に中國を招待したが、中國は出席しなかったという。

中國國防部新聞事務(wù)局は4日、環(huán)球時(shí)報(bào)の書面取材に対して、「関連する報(bào)道に留意している。中日関係が近年困難な局面に陥っているのは、日本の一方的な行動(dòng)によるものであり、その責(zé)任は日本が負(fù)わなければならない」と回答した。

産経新聞は、「空自は60周年を記念するため、10月下旬に11カ國の空軍參謀長クラスを招待する予定だった。ウクライナ情勢をめぐり制裁措置をとっているロシアと、5月に軍事クーデターが起きたタイは招待を見送った。招待狀を送った韓國からは空軍トップがスケジュールの都合で參加できないとする返事が來た。最終的に出席したのは、米國やオーストラリアなどの7カ國のみだった。中國空軍はなしのつぶてで、そのまま欠席した。中國空軍は10年前の50周年記念行事には參加していたという」と伝えた。

産経新聞は、「5月に中國軍機(jī)が東中國海の公海上で自衛(wèi)隊(duì)機(jī)に異常接近するなど、日中軍事関係は緊張関係が続いているが、9月中旬に米國で開かれたシンポジウム會(huì)場で海上自衛(wèi)隊(duì)トップの河野克俊海上幕僚長（現(xiàn)統(tǒng)合幕僚長）と中國海軍トップ?呉勝利司令官との立ち話が実現(xiàn)した。しかし中國の欠席は、自衛(wèi)隊(duì)と中國軍は政治レベルの対話ムードを反映して交流?対話が徐々に増えているが、全面解禁とはなっていないことを『反映している」と報(bào)じた。

國防大學(xué)教授の張召忠氏は4日、環(huán)球時(shí)報(bào)のインタビューに対して、「両國関係において、一般的には國家関係が優(yōu)先され、軍事交流はその後になる。中日関係の現(xiàn)狀を見ると、日本が中國空軍の高官を行事に招待する機(jī)は熟していない」と述べた。

道紀(jì)忠華シンクタンク首席研究員の庚欣氏は4日、環(huán)球時(shí)報(bào)に対して、「軍事関係は往々にして、両國の外交関係を象徴する。中日の間に政治的障害が存在する時(shí)期に、軍事式典のような交流は不適切だ。両國の政治関係に進(jìn)展があってから、軍事交流を促進(jìn)するのが自然であり、そうでなければ順調(diào)にいくことも効果が生まれることもない」と指摘した。

チャイナネット 2014年11月6日