〇ビザ発給要件の緩和?簡素化が中國人の出國ブームを後押し
各國による中國人向けビザ発給要件の緩和?簡素化は、中國人観光客に多大なメリットをもたらした。中國の大手旅行サイト?攜程網(wǎng)の統(tǒng)計データによると、今夏、海外に出國する中國人観光客數(shù)は過去最大規(guī)模となる見通し。すでに、全國100都市以上の住民が、100カ國?地域を目的地とする海外ツアーを予約している。安いものはツアー代金1人2千元(約4萬円)ほどのタイ観光ツアーから、高いものは1人3萬元(60萬円)以上のタヒチ?フリー旅行までさまざまだ。中でも、ビザ緩和?簡素化策が打ち出された日本、トルコ、マレーシア、バリ島などのツアーは特に人気が集中した。
日本は、今夏海外を訪れる中國人観光客の人気目的地のひとつとなっている。クルーズの乗客に限る外國人のノービザ政策が功を奏し、中國から福岡、沖縄、鹿児島の各地を訪れるクルーズ船の乗客は爆発的な増加を見せている。
バリ島が今年6月10日から中國人向けビザ免除措置を実施したことから、オンラインでバリ島向けパックツアーやフリー旅行を申し込む中國人が激増、前期比5割近く増えた。バリ島のほかプーケット島やモルジブが、中國人の夏季海外アイランドリゾート旅行の人気目的地となっている。
このほか、中國人にとって有利な「ビザ政策」を打ち出している國家にトルコがある。攜程網(wǎng)の統(tǒng)計データによると、トルコ政府が新たな中國人観光客向けビザ政策を打ち出した今年3月以降、上半期のパックツアー申込者數(shù)は倍増、トルコは、今年の増加スピードが最も著しい海外観光目的地のひとつとなった。
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