河北省任丘市尚書村の村民の杜亜紅さんはこのほど、トウモロコシ畑の中から奇妙な形をした生物を発見した。この生物はエビに似ており、水の中で「背泳ぎ」のような姿勢で泳ぐ。體の両側(cè)にある十?dāng)?shù)対の毛が生えた腕を動かすことで前進(jìn)する。河北新聞網(wǎng)が伝えた。
村民によると、寫真の貝殻に包まれているのは、この生物の幼生だ。幼生期にはこの「貝殻」を動かすことで移動するが、時間の流れと共にこの「貝殻」は次第に剝がれ落ち、ムカデのような毛が生えた小さな腕が生え、この腕を使って前進(jìn)するようになる。村民はネットで調(diào)査した結(jié)果、この生物が今から2億年前の生物「仙女エビ」ではないかと疑っている。
仙女エビの學(xué)名は「枝額蟲」で、甲殻類水生生物の一種だ。その背泳ぎの姿勢が仙女のようであることから、この名で知られる。この種は高い生存能力を持ち、枯れた湖の底にいても、數(shù)年間にわたり高溫もしくは凍土の中に置かれても、生き延びることができる。仙女エビの卵は1000萬年以上生存でき、十分に雨が降れば孵化し命を得る。
壽命はわずか3ヶ月と短く、かつ地球上の生存の例が少なくなっているため、情報が少なく余り知られていない。この種は2億年以上前、恐竜と同じ時代から生息を続けており、生物の進(jìn)化の研究に対して重要な科學(xué)的意義を持つ。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年8月11日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386