墓室內(nèi)が彫刻と絵畫で彩られ、屈強(qiáng)な兵士の「門番」と、青龍?白虎?玄武?朱雀の「四神獣」に守られている――。四川省考古調(diào)査隊(duì)はこのほど、広安市隣水県の建設(shè)現(xiàn)場(chǎng)で、このような「威風(fēng)堂々」とした大掛かりな墓を2基発見した。考古學(xué)者によると、この石の墓室は唐と宋の時(shí)代に中國(guó)南方でよく見られた墓の形式だ。しかし墓室の大きさ、室內(nèi)彫刻の華麗さからは、墓主が長(zhǎng)者か身分の高い人だったことが分かる。
考古調(diào)査隊(duì)の劉化石副隊(duì)長(zhǎng)によると、この2基の墓室は高さ2.6メートルで、巨大な細(xì)長(zhǎng)の石を積み上げてできている。今から800年以上前のものだが、依然として頑丈だ。墓室の両側(cè)の門柱には、兜をかぶり鎧を著て槍を持った兵士の浮彫りがある。墓室の幅は1.4メートル、奧行きは3メートル。
この古い墓室にはなぜ兵士、四神獣、邸宅が彫られていたのだろうか?劉副隊(duì)長(zhǎng)によると、こうした風(fēng)習(xí)は當(dāng)時(shí)の人々の死後の生活に対する願(yuàn)いを反映している。色鮮やかな「邸宅」には、死後の豊かな生活に対する期待が込められている。四神獣には邪を祓い、災(zāi)いを取り除き、人と神の意思疎通を図る機(jī)能がある。四神獣には他にも巫術(shù)的な性質(zhì)があり、死後に天界に昇るための案內(nèi)人?保護(hù)者になる。十二支、雲(yún)、山河、草花は、いずれも吉祥の意味を持つ。
また當(dāng)時(shí)の墓の建設(shè)者は、墓室中央の臺(tái)の四方に、排水溝を設(shè)置していた。墓室にたまった水はこの溝、門の敷居の穴、門の外の溝をつたい流れ出る。そのためこの墓室は地下にあっても、門を開くと中は乾燥し快適な環(huán)境だ。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年5月11日
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