1本のスティックキャンディを何回舐められるか？――答えは1000回。この研究は、2015年度の中國(guó)版イグノーベル賞「パイナップル科學(xué)賞」の數(shù)學(xué)賞を受賞した。この研究を行ったのは、米國(guó)のニューヨーク大學(xué)で學(xué)ぶ中國(guó)人留學(xué)生の黃金紫さん。黃さんは一體どのようにして何回舐められるかを計(jì)算したのだろう？

黃さんの研究チームは、固體の溶解特性の実験中において、スティックキャンディをパイプの中に取り付け、速度の違う水をパイプに流し、タイムラプス撮影（微速度撮影）でキャンディの溶ける過(guò)程を調(diào)べた。その結(jié)果、どんな形狀をしたキャンディでも、水流の速度をどんなに上げようとも、最終的には殆ど同じ形になることを突き止めた。固體の溶解の規(guī)則性を基に、彼らは直徑約1センチメートルのスティックキャンディはおよそ1000回で舐め終わるとの予測(cè)を出した。

面白いことに、この研究結(jié)果が発表された後、「キャンディブーム」が巻き起こり、何回で舐め終わるか、実際にキャンディを舐めながら「正」の字で數(shù)え出す國(guó)內(nèi)外のネットユーザーも現(xiàn)れた。その結(jié)果、キャンディの中心部まで到達(dá)するのに850回舐める必要があるという結(jié)論が出た。この面白い研究は、全國(guó)民の科學(xué)実験ブームを巻き起こした。(編集JK)

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年10月16日