青島ビールとサントリーはわずか2年半の「婚姻期間」の後、袂を分かちそれぞれの道を行くことになった。青島ビールは19日に公告を発表し、8億2290萬元(約154億5千萬円)でサントリー中國法人が保有する合弁會社の50%の株式を買収することを明らかにした。これはつまり、サントリーが中國ビール市場から完全に撤退することを意味する。「京華時報」が伝えた。
公告によると、青島ビールは自己資金でサントリー中國が保有するサントリー青島ビール(上海)有限公司、青島ビールサントリー(上海)銷售有限公司のそれぞれ50%の株式を買収し、対価として約8億2300萬元を支払うという。
サントリー中國法人は日本の老舗食品企業(yè)サントリーの全額出資子會社。2012年6月に青島ビールと協(xié)力関係を結(jié)び、上海市と江蘇省にある子會社の資産と事業(yè)を再編統(tǒng)合して前出の2つの合弁會社を設立し、両社は上海?江蘇エリアのすべてのビール事業(yè)の事業(yè)計畫、ブランド、商品開発、宣伝広告、生産、調(diào)達などを請け負った。
だが2年余りの後、婚姻は破綻した。公告によると、雙方の協(xié)力期間中の業(yè)績はぱっとせず、サントリー青島ビール社の傘下にある10の子會社のうち、昨年は6社が損失を出し、中でもサントリー光明ビール(上海)有限公司と青島ビール(揚州)有限公司は損失額が1千萬元(約1億8777萬円)を超えた。青島ビールサントリー社の傘下にある5つの子會社は、すべて損失を出した。
サントリーは昨年に中國での飲料事業(yè)を匯源集団に売卻しており、今度はビール事業(yè)を売卻する。日本メディアの予想によると、サントリーは青島ビールとの協(xié)力を中斷した後、経営資源を成長分野である洋酒とワインに集中させるという。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年10月20日
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