東北方言の3割が30年で消失
東北方言が日本でも紹介されていることにネットユーザーらが歓喜する中、東北方言を長年研究している吉林市出身の唐聿文氏は、「數(shù)十年後、生粋の東北方言は聞けなくなるだろう」と指摘する。その東北方言を救うために、唐氏は6年の月日をかけて、「東北方言大辭典」をまとめた。
同辭典は、8000語余りの東北方言を収録し、各単語に発音表記のピンインと意味を記している。中には、既にあまり聞かれなくなった単語もあり、その意味を知らない若者も多い。また、これらも、東北方言のほんの一部にすぎない。
唐氏は取材に対して、「東北方言はこの30年で3割が消失した。その中には、歴史的特徴を含む単語もある。時代が移り変わると共に他の単語に取って代わられたものもある。さらに、東北なまりは田舎くさいと考える人もおり、頭のどこかで拒否反応を示している人もいる。長い目で見ると、歴史が進歩し、交流が拡大するにつれ、東北方言は少しずつ減少し、言葉が少しずつ統(tǒng)一化されていくだろう」との見方を示した。
「人民網(wǎng)日本語版」2015年12月16日
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